ここだけの話。

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音楽、本、その他いろいろな記事を書いているつもり。

感情的でいいじゃない!論理的思考だけでは成功しないワケ

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論理的な人ほど優秀?

よく「論理的思考が社会人には必須」なんて言われます。

世の中の人は「理知的・論理的なほど良いもの」っていう考えの人が多いと思います。僕もそう思ってました。

 

まず、論理的思考ができる=頭がいい って捉えられがちなんです。実際そういう考え方もできるんだけど。

感情的ってのはより動物に近くて、頭脳ではなく本能で動くような考え方なんですよ。一方論理的ってのは人間特有の、本質を冷静に見抜く、目先の欲にとらわれない考え方なんですね。

そういう意味で、「論理的な人ほど的確な判断を下せるから優秀」というように言われがちです。

 

実際、東大京大をはじめとする高学歴の人たちはみんな論理的な人たちばかりです。良くも悪くも理屈っぽい。

仕事のできる人もそういう人多いですもんね。感情的でヒステリックに怒鳴り散らす人ほど使えないものはない。

 

確かに、論理的な人は頭がいいです。優秀な場合も多いです。

ただ今日は、「論理的思考だけじゃダメだよ!」「感情的でもいいんだよ!」ってことを言いたいのです。

 

感情的でもいい!

例えば、僕のやってるようなブログは、感情的でめちゃめちゃな文章でも人気を集めることができるんです。

というかむしろそういうブログの方が人気が高かったりします。「これは本当に腹立たしいですね。」より「ハァァァァァン!!?(# ゚Д゚)」の一言の方がパンチが効いてるし、単純に心に響くんです。

 

○○解説!とか○○まとめ!とかならシンプルに仕上げていた方がいいんですが、日々感じた出来事を綴るようなブログなら、感情的な人の方が圧倒的に有利ですね。

そういうブログで求められているのは「人の感情を動かす文章」であって、「理知的な文章」ではないんです。

そして「感情を動かす」ということは、相手の感情を引っ張る必要があります。そのときに大切なのが「感情をむき出しにした文章」なのです。

 

....だんだん文章論になってきました。

「感情的でもいい」のはブログに限りません。音楽や美術の世界でも、感情むき出しの作品は人の心に響き、感動を起こすことができます。

普通の会社でも、同じ仕事量でも情熱をもって仕事してくれる人の方が評価は高いし、結果的に成功しますよね。感情が人を動かすというのはそういうことです。

 

感情と論理を使い分けられるのが理想

ただ、最初でも言ったように、「論理的なほど優秀」も間違ってないんです。しかしその理屈っぽさが仇になって成功を妨げてしまうこともあります。

感情的なのも悪いことではないし、感情的な人ほど人の心を動かすことができます。しかしその性格が仇になって人間関係が悪くなることもあります。

 

つまり、

論理的にも感情的にも、良い面と悪い面がある。使い分けられるのが理想。

ってことですね。

 

例えば頼み事をするときは、

「○○なので先輩がやってくれた方がメリット大きいのでお願いします」よりも

「先輩やってくれると嬉しいです!お願いします!」

のようにさりげなく自分の気持ちを伝えると、快く引き受けてくれることが多くなります。

 

あと部下を叱るときなんかは、

「なんでこんなこともできないんだー!!」と言うような感情むき出しの叱り方より

「やってくれないと、こんな迷惑がかかってしまうんだ」

というように冷静に伝えた方が、反発も少なくなります。

感情的な物言いは相手の感情も動かしますから、怒りながらだと相手にも苛立ちが出てしまうんですね。

 

どちらも上手に使える人が成功する!

最初の方で「仕事のできる人は論理的、冷静」なんて言いましたが、よく考えてみてください。

 

社長になる人って案外、人間臭さがあるでしょ?

 

コンピュータみたいに的確な指示を出せる能力もありますが、けっこう人前でニコニコしてるし、楽しそうに仕事してますもんね。

プレゼンの上手さで有名なAppleのスティーブ・ジョブズも、「この製品にはこんなメリットがあって...こんな機能があって....」みたいなプレゼンは一切してません。「この製品は凄いんだ!この製品を使うと人生がこんなに楽しいものになるんだ!」というように、感情に訴えるプレゼンをします。

 

社長になるような人は、論理と感情、どちらの大切さもしっかりと理解しているんですね。

 

というわけで今回はおしまい。

論理的、感情的って思考のクセで習慣になっちゃうものなので、どちらも使うってけっこう難しいんですよね。

僕も感情を動かす文章が書けるよう精進します。

おわり。