自己啓発本を読み漁るあなたがバカな理由
こんにちは。アマチュア読書家のパプキン(@pump_bloger)です。
読書っていうとかなり好き嫌いが分かれる趣味だと思います。好きな人は何時間でもぶっ通しで読めるし、嫌いな人は5分で酔っちゃいます。
そして、読書家の中でもまた好き嫌いが激しく分かれるのが「自己啓発本」。「本は好きだけど自己啓発本だけは嫌い!」って人もいっぱいいるでしょうね。むしろそっちの方が多数派です。
自己啓発本という言葉を聞いてよくイメージされるのが「意識高いバカが読む本」。
確かに、意識高いだけで中身が伴ってない人はやたらと「自己啓発」「自分磨き」連呼してるイメージありますもんね。自己啓発本を読んでるだけで馬鹿にされることもあるでしょう。
僕もそう思います。自己啓発本をやたらと読み漁ることは、はっきり言ってバカのすることです。
と言うのも、僕がそうだったからです。初めて自己啓発本を読んだときに「これは凄い!これを読んでいけば本当に大切な知識が身に付くんだ!」って思っちゃって、そういう本ばかり読んでいた時期がありました。
が、今ではほとんど読まなくなりました。読むとしても適切な読み方で読んでます。この「適切な読み方」についても後で話します。
それでは、「自己啓発本を読み漁るあなた(以前の僕)がバカな理由」、やっていきましょう。
僕が自己啓発本を読み漁って気付いたこと
自己啓発本なんてだいたい中身同じ
まずこれ。まずというか一番伝えたいのがこれです。
自己啓発本とひとくちに言っても、王道の「成功哲学」や、引き寄せの法則みたいな「スピリチュアル」系、そこから具体的になると「読まれる文章!」「人を惹き付ける話し方!」みたいな本まで、いろいろな分野みたいなものがあります。
この分野が違えばいいんですが、分野が同じだと、言ってることも八割がた同じだったりするんです。
王道の「成功哲学」は一番わかりやすいですね。本来職業によって勉強するべき内容も変わってくるはずなのに、それを無視した「どんな職業にも、どんな人生にも共通して言える成功哲学」ってのは内容がありきたりになりがち。
- 感謝すること
- 前向きになること
- 周りに与えること
これです。成功哲学三カ条。こんなのばっかです。
もちろんこれらが悪い教えというわけではありません。むしろ是非おすすめしたい超大切な成功大原則だと言えるでしょう。
でも、こんなのばかり読んでもしょうがないでしょ?って話。僕みたいなブロガーは文章力磨かなくちゃいけないし、事業立ち上げたかったらビジネススキルをたくさん学ばないといけない。
本来そっちの方が大事なはずなのに、当たり前の日々に感謝!みたいなこと一日中やっててTwitterで感謝感謝呟いててお前どうなりたいんだって言いたくなりますよね。
目的と行動がないと意味がない
目的もなく自己啓発本を読み漁ると「どんな職業にも、どんな人生にも共通して言える成功哲学」を繰り返し学ぶことにもなります。
そして、同じことを繰り返し学ぶ人って、行動しない人が本当に多いんですよ。
当たり前ですね。行動力がある人は一度学んだことはさっさと実行しているから。
つまり、ひたすら自己啓発本を読み漁る人は、行動力が無いことを自分で証明しているようなものなんです。
もちろん例外はあります。ホリエモンさんは服役中ずっと本を読みまくって勉強していたそうですし、やっぱり成功者のインプット量は凄いです。
が、それはアウトプットも怠らないホリエモンさんだからできること。アウトプットする習慣、努力する習慣ができていないうちは、無理せずに一冊の自己啓発本を確実に実行する方がいいでしょう。
自己啓発かぶれになる
最後はこれ。
自己啓発本を読むと、不思議と「新しい知識を手に入れることができた!」「これがあればすぐに成功者になれる!」っていう興奮が沸き起こることがあります。
そうすると、例えばネガティブになっている人に「プラス思考が成功の鍵だよ!」なんて言ってみたくなっちゃいます。実際に言っちゃう人もいます。
これが自己啓発かぶれです。
プラス思考推してくるのはまだかわいい方で、重度になるとTwitterで聞いてもいないのに「朝起きたら水が飲める。感謝。こういうとこから幸せと成功はやってくる!」なんて呟いちゃう人もいます。
やかましいわ!ってなりますよね。そんなこと呟いてもどうにもならないのに。
適切な自己啓発本の読み方
むやみやたらと読み漁るのはバカ。適切に読めばいいんです。
最近僕が気を付けてるのは次の3つ。
①具体的な目的を持つ
まずはこれ。何度も言うように、目的もなくベストセラーのものを読むとあたりさわりの無いものに当たりがち。なので、
僕みたいなブロガーなら「人に読まれる文章の書き方!」とか
就職に有利なスキルが欲しかったら「プログラミング入門!」とか
目的が無かったとしても、せめて「集中力を高める方法!」みたいに、ある程度テーマを絞った本を選びましょう。
②書いてあったことはメモする
次にこれ。一度読んだ本も一週間もすればほとんど忘れます。絶対にメモしましょう。
メモといっても、これまた意識高い系と言われそうな「ふむふむ....なるほどう!( ..)φメモメモ」みたいなことしなくていいです。メモはおしゃれな手帳じゃなくて普通のキャンパスノートに。そっちの方が書きやすいし保存もしやすいです。
僕の場合はA4コピー用紙に箇条書き殴り書き。手帳なんて持ってすらいないので、メモが必要な場合はコピー用紙。ノートは開く手間がなんか面倒なので使いません。
自分が読めるのであればどんな字でも書き方でもOKなので、いつでも復習できるようにしておきましょう。
③実行する
これは本当に大変なことなので、僕も「あぁ~今日はいろんなことができた!満足!」って日は限りなく0に近いです。それぐらい「やろうと思ったことを全て実行する」には努力が必要です。
努力が必要なものこそやるべきこと。アウトプット無しで成長はあり得ません。
といっても、あんまり気合いを入れすぎるとあとが続かない。昨日より1.1倍頑張るくらいがちょうどいいのかなと思います。「全部はできなくても、これだけは絶対に実行!」というものを決めておくのがおすすめです。
こんな感じで、今回はおしまい。
今回はけっこうキツめのタイトルにしてみました。人のこと言えんのかこの若造がぁ!って言われそうですが炎上どんとこいの精神で頑張ります。
最後まで読んでくれてありがとうございました。