【好きなドラマー】Gavin Harrison(ギャビン・ハリソン)
こんにちは。アマチュアドラマーのパプキン(@pump_bloger)です。
今日紹介するドラマーさんはこちら。
イギリス生まれのドラマー、Gavin Harrison(ギャビン・ハリソン)です。
僕の中学の頃の国語教師にそっくりです。ハンサムで堅気のいいお父さんオーラが出まくってますが、実は世界的にも有名な超凄腕ドラマー。
日本での知名度はかなり低めだったんですが、最近になってぼちぼち名前を聞くことが増えてきました。
タイトで安定したプレー
僕の大好きなソロのひとつ。
見た目も堅気ですが、演奏もかなりタイトでかっちりしてます。ジャズよりはロック寄りですね。
スティックも頭まで振り上げているので、音がはっきりと出ています。キックもヘビメタのようなアタック感。生で聴いても音圧凄まじいんだろうな。
かといってそこら中のロックドラマーと同じようにひたすら力強くプレーするんじゃなくて、ちゃんと細かいところでテクニックが光ってます。
ロールとかマーチング奏者ばりに綺麗なダブルストロークロール決めてますからね。ただ激しいだけじゃなく
さらに、アプローチも凄くおもしろい。
例えば1:37~チューブをくわえてフロアタムを叩きだすところとか。タムの音がだんだん高くなっているのがわかるでしょうか。実はこれ、チューブでタムの中に息を吹き込むことで、音を変えているんです。
で、Gavin Harrisonの一番の見どころといえば2:27~のこれですよ。
これぞGavin HarrisonをGavin Harrisonたらしめる五連ベル。美しい音色です。
僕もこれに憧れて、ベルを五個買うお金も、ベルを五個使う実用性の高いフレーズも無いくせに、「せめて何使ってるか知りたい!」って思いましてね。
なんというベルを使ってるか、調べてみたんです。
ない!!情報がない!!
Gavin Harrisonの公式サイト(と思われるサイト)も確認したんですが、そこにあったのは「7" custom crash bell」という文字のみ。なんやねんカスタムクラッシュベルって聞いたことねえぞ。
Zildjian製なのは間違いないと思うんですが、いくら調べてもそんな商品出てこないんですよね。
非売品もしくは特注品なのかな?残念です。
僕が思う「音がいいドラマー」
いいドラマーにも、フレーズがいいとかグルーヴがいいとか、もっというと演奏に対する姿勢がいいまで、とにかくいろんな「いいの種類」があると思うんですが
僕が「音がいいドラマーって、誰?」と聞かれたら、真っ先にこの人を挙げます。
チューニングがめちゃめちゃいいんです。
そりゃジャンルによってもベストな音色は変わってくるんですけど、ジャンルとか全部考えないノーマルな状態でのいい音を追求したら、もうGavin Harrisonの音は最高です。
音の余韻とかピッチとかが、悪く聞こえてしまうかもしれませんが模範通り。全ドラマーが参考にすべき。音作りのお手本となるべき人物だと思います。
そんなことを考えてたとき、もう一人「音が大好きなドラマー」を思い出しました。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの伊地知潔です。
よく考えるとGavin Harrisonと伊地知潔って、タムのピッチ低めとか、歯切れがいいけどちゃんと響く余韻とか、曲の中でドラムが埋もれてない感じとか、あと二人の程よいマッチョ具合とか、けっこう共通点あるんですよね。
もしかして伊地知潔、影響受けてたりするのかな。
程よいマッチョ具合も音に関わってくるんでしょうね。
ロックではっきりした音を出すドラマーって、みんなある程度はマッチョorぽっちゃりですし。
ぽっちゃりでもはっきりと鳴らせるとこをみると、重要なのは筋力じゃなくて、「腕の重さ」なんでしょう。
事実、Gavin Harrisonのスティックはかなり重めに作られてます。いい音の秘訣。
Gavin Harrisonのかっこいいスティックはこの記事でも紹介しました。
はい。そんなこんなで今回はおしまい。
余談ですが、最近ドラム特化ブログ設立を考えています。それに向けてドラム記事を増やしているところなので、リクエストとかあればぜひどうぞ。
おわり。