ここだけの話。

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音楽、本、その他いろいろな記事を書いているつもり。

VIC FIRTHの5Aが世界最強のスティックである理由

こんにちは。マイドラムセットが欲しくてたまらないパプキン(@pump_bloger)です。

マイドラムセット持ってるドラマーって、実はそんなにいないんですよ。(もちろん練習する気もないくせに何故かセットだけ持ってる金持ちもいるんですが。クソが)

ドラムセットでの練習はスタジオだけ、普段は練習パッドをトコトコやってるって人の方が圧倒的に多いです。僕もその一人です。

 

そうなってくると必然的に練習パッドとスティックにこだわるようになるんですが、今回はそのスティックの方を紹介。

僕がこだわって使ってるスティック、VIC FIRTH5Aです。

定番すぎてこだわってないように見えちゃうんですが、僕は本当はゲテモノスティックが大好きなんですよ。そこをあえて定番スティックを使っているわけです。

一周回って凝ってます。

 

で、なぜ僕がゲテモノ使いたい欲を抑えてまでVIC FIRTHの5Aを使っているかというと、

VIC FIRTHの5Aが世界最強のスティックであるからです。

それではお待たせしました。「VIC FIRTHの5Aが世界最強のスティックである理由」、やっていきましょう。

 

①長さ・太さ・重さともに使いやすい

長すぎず、短すぎない。

太すぎず、細すぎない。

重すぎず、軽すぎない。

この時点で最強。三拍子揃った超バランス型です。

 

「パワーヒッターメタルマンの俺にはバランスなんてくそくらえだぜヒャッハー!長くて太くて重いの持ってこーい!」って人もいるかもしれませんが、その考え方は極論というか、はっきり言ってやめといた方がいいと思います。

いろんなジャンルが叩けてこその一流ドラマー。ひとつのジャンルで突き抜けてるのもいいですが、音楽の幅は広い方がアイデアも広がりますし、結果的にオリジナリティ溢れるオンリーワンのドラマーになれます。

そんなわけで、上手いドラマーになりたければ、(特に初心者は)どのジャンルにも柔軟に対応できるバランス型を選んでください。

 

②コーティング具合がGood

僕は昔、ジョジョ・メイヤーモデルのスティックを使っていたことがあります。

速さとコントロールを重視したジョジョ・メイヤーらしい、短め・軽めのスティックで、その頃の僕が高速ビートに凝っていたこともあって気に入ってたんですが

このジョジョスティック、めっちゃ滑るんですね。

コーティングが分厚すぎて、表面がつるっつる。本番、緊張で手汗をかいてきたとき、今にもスティックを落とすんじゃないかとヒヤヒヤしました。

 

そこでVIC-5A。

VIC-5Aはコーティングが薄く、とっても握りやすい。ジョジョスティックみたいにつるつるしてないので、スティックがすっぽ抜けることも全くありません。

かといって拾ってきた枯れ木かよ!ってくらいがさがさでもなく、要するにちょうどいい。

コーティング具合が最高。よくスティックがすっぽ抜けちゃうってドラマーは、ぜひ試してみてください。

 

③折れにくい

僕がドラムを始めたばかりの頃、「ジャズかっけぇ!ジャズ練習しよう!」とか言ってPearlのクラシックシリーズのメイプルを買ったことがあります。

今思えばジャズだろうとなんだろうと黙ってヒッコリー使えばよかったんですが、その頃はその辺のサイトの情報を鵜呑みにして「ジャズドラマーはメイプル!」っていう絶対的な考え方があったんですね。

で、しばらくジャズドラムを練習して「ジャズ難しー!アジカン叩こー!」ってなってメイプルスティックでロック叩いたんですが

即行折れました。

 

そこでVIC-5A。(二回目)

VIC-5Aは耐久性に長けています。素材になっている木がしっかりしてるからか、とにかく折れにくいです。スティックを肩まで振り上げて叩いていても折れません。

スティック、ヘッド、シンバル、これらは全て消耗品です。壊れるときは壊れます。お金の節約のためにも、ぜひ壊れにくいものを使うべきです。

 

④とにかくよく鳴る

これ!!これ一番推していきたいとこ!!

 VIC-5Aを使って一番驚き感動したのが、その「鳴り」です。

芯があってぎゅっと詰まっている、密度の高いスティックなので、めちゃくちゃよく鳴るんですよ。

 

まずスティック同士で鳴らしてみて驚き。

同じ音量でも響く声と響かない声があるように、同じようにコンコンとするだけでもVIC-5Aは他のスティックよりよく響きます。

カウントのときも頼もしい音が出せて、他メンバーにも聞こえやすいのでとっても助かります。かっこいいドラマーはカウントでもわかると言います。カウントめっちゃ大事なのでこだわりましょう。

 

そしてリムショットで感動。オープンじゃなくてクローズの方です。

クローズドリムショットってのはあれ、実はシェルじゃなくてスティックの鳴りなんです。スティックを変えるだけでピッチも音の響きも音色も変わってきます。

その点VIC-5Aは素晴らしい。スティックの鳴りの良さがリムショットでよく表れています。僕はスティックを試すときにリムショットの音色を必ず確かめるんですが、VIC-5Aは文句なしの最高の音でした。

 

⑤個体差がない

世界的に有名な超絶ドラマー、デイヴ・ウェックルのスティックを使っていたことがあります。

ジョジョスティック同様、若干滑りやすかったのが惜しかったですが悪くはない印象でした。

人気ドラマーのモデルだからスティックもさぞかしベタ褒めされてるんだろうなぁー....と思いながらいろんなサイトのレビューを覗いてみたんですが、思ったよりも評価は低め。

何が駄目だったかっていうと、個体差。個体差のせいでデイヴスティックの評価はガタガタでした。僕が買ったのがたまたまいいペアだっただけで、左右で感触の違うスティックがけっこうあったそうです。

 

そこで(略

VIC-5Aは個体差が無いです。無いって言うのはあまりにも思い切った発言なんですが、本当に無いってくらい少ないです。

僕は今ふたペア持ってるんですが、正直ごちゃ混ぜにしても全然問題なし。ふたペア(4本)とも揃いも揃って優等生です。

企業の努力のおかげなんですかね。デイヴスティックももうちょっと頑張ってあげて。

 

⑥だって、VIC FIRTHだよ?

PearlもTAMAもYAMAHAも、全部ドラムセットやらキックペダルやら作ってます。VIC FIRTHはスティック専門、全ての情熱と時間とお金をスティックに注ぎ込んできたメーカーです。

VIC FIRTHはスティック専門メーカー、だから最強。

 

ってなわけではないですね。PearlもTAMAもYAMAHAもいいスティックあるでしょうし。

PROMARKもスティック専門メーカーですしね。個人的にPROMARKもかなりいいスティック揃ってると思います。

 

ただ覚えていてほしいのは、VIC FIRTHは世界一人気のあるスティックメーカーってことです。そしてVIC-5Aは世界一売れているスティックです。

これ買っておけばまず間違いありません。スティック選びで迷っている人はぜひ試してみてください。

 

あとあまり知られていませんが、VIC-5Aは色付きのやつもあります。

デザインがシンプルすぎて嫌だ!って人はこっちもどうぞ。

おしまい。