おもしろいエフェクトシンバル紹介するよ
エフェクトシンバルってのは、クラッシュシンバルやライドとは違った、効果音的なものとして使われることの多いシンバルのことです。
代表的なやつでいうとチャイナシンバルとか、スプラッシュとかがエフェクトシンバルに分類されますね。
チャイナやスプラッシュくらいなら、ある程度ドラムをやってる人は大体知ってるんですが
今日はドラム経験者でも「なにこれ!?」と思ってしまう、ちょっと変わったおもしろいエフェクトシンバルたちを紹介したいと思います。
Zildjian スパイラルスタッカー
シンバルにくるくる~っと切り込みをいれて、ちょうどリンゴの皮むきみたいな感じにしたやつ。
クラッシュシンバルの上に置いて、重ねシンバルとして使われることが多いです。
ガシャガシャしたけっこうやかましい感じの音が出ます。個性は抜群。
僕が初めてこれを見たのは、巨体ドラマーAaron Spearsの動画。
0:27~あたりで使ってますね。
ビートを刻んだりクラッシュとして使ったりはあんまり出来ないです。
チャイナ代わりに使ったり、あと曲の終わりとかリズムが無いときにぐわぁ~ってシンバル叩きまくる(いわゆるかき回し)のときに使ったりするのが効果的。
MEINL ジングル フィルター チャイナ
ミニチャイナに、ジングルっていうタンバリンなんかについてるちっちゃい金物をとりつけたシンバル。
ライブで使うと、観客からはシャンッっていう短くかわいい音が聞こえます。すぐ隣で聴いてみると「シャ~~」っていうジングルの振動音がけっこう長く続きます。つまり、環境によって聞こえ方が随分と変わってしまいます。
まぁこれはどのシンバルにも言えることですね。ドラムの難しいところ。
このシンバルは僕が大好きな変態ドラマーDamien Schmittが使ってます。昔書いたこの記事でも取り上げました。
【好きなドラマー】Damien Schmitt(ダミアン・シュミット) - ここだけの話。
この動画の1:14~あたりで使っていますね。
ちなみに本家はThomas Langってドラマー。その人がプロデュースしたシンバルです。
じゃぁなんでThomas Langの動画を貼らないんだっていいますと、僕があんまり詳しくないからです。
またいつか...詳しくなったら紹介したい...!
SABIAN フープクラッシャー
輪切り重ねシンバル。
スパイラルカッター同様、ガシャガシャとしたやかましい音が鳴ります。
なにこれスタンドに付けられなくない?どうやって使うの?って思うでしょう。こうやって使います。
みんな大好きJojo Mayer。セカンドスネアの上にシンバルが置いてあるのがわかるでしょうか。
そう、これは世にも珍しい、スネアの上に置くシンバルなんです。
1:46~あたりから使っています。スネアの音が鈍くなって重みが増してますね。
SABIAN チョッパー
歯車みたいな重ねシンバル。
カシャン、っていう短く固い音がします。いい意味で打ち込みのような、近代的でクールな音。
はい。打ち込みみたいなドラマーといえばこの人ですね。
あれ?この人さっきも見たって? デジャヴでしょデジャヴ。
左側、セカンドスネアとハイハットの間あたりに置いてます。3:12~あたりで使ってますね。
音の余韻がほとんど無いので、ビートを刻むのに使えます。ハイハットに混ぜるのがトレンド。
今回紹介するのは以上です。
穴あきシンバルとかロクタゴンとかも紹介したかったんですけど、これは珍しいと言えるのかどうかというとこが微妙だったので、あえて紹介しませんでした。気になる人はぐぐってください。
珍しいエフェクトシンバルは使いどころが難しいし参考にできるドラマーも少ないですが、使うだけであっという間に個性的なドラマーになれます。ぜひ挑戦してみてください。
おわり。