やっぱりandymoriは最高のバンドだよね
この前、ALを紹介しました。
というわけで今回は、andymoriの紹介するよ!!
ALはまだ楽曲もそんなに出してないし、YouTubeにもほとんど動画上がってなかったので曲紹介少なめでした。
が、andymoriは楽曲がYouTubeにいっぱい転がってます。ライブ動画も公式からあがってます。
ってことなので、今回は曲紹介多めで書いていきます。
メンバー紹介
小山田 壮平
ボーカル&ギター。リーダー。
笑顔がかわいい。歌うときもMCのときもよく笑う。
少年のような透き通る声が魅力。
藤原 寛
ベース。
ぽっちゃり眼鏡。一目見るだけでベーシストだとわかる。
余談だけどぽっちゃり眼鏡がベーシストっていう風潮を作ったのはぜったい亀田誠治だと思う。
岡山 健二
ドラム。
2010年12月加入。andymoriの中で唯一の途中加入メンバー。
実はシンガーソングライターとしてソロ活動をしていたりする。
後藤 大樹 (旧メンバー)
ドラム。
2010年11月脱退。現在はALで再び小山田壮平、藤原寛とバンドを組んでいる。
パワフルなドラミングが特徴。
ポイントはドラムメンバーが途中で入れ替わっているところですね。
実は前期と後期では、どちらかというと前期のドラムス後藤時代の方が人気。キレキレなドラミングがバンドの売りのひとつでもあったので、後期でandymoriのイメージが若干変わってしまったのもあるかも。
岡山健二のドラムちゃんと聞けよ!!上手いだろ!! って僕は思いますけどね。
とりあえず聴いてほしい曲
every thing is my guitar
ひとつめは人気曲「every thing is my guitar」
なぜライブverかというとライブverの方が速くてかっこいいからです。
everything is my guitar
僕のギターをきいてくれよ
特に何のこだわりもない音
部屋の隅で埃をかぶってた
「特に何のこだわりもない音」とか「部屋の隅で埃をかぶってた」とか、バンドマンらしくない音楽に興味なさげな歌詞。
「どんなジャンルでも使えます」みたいな無難なギター買ったり、ある日突然飽きちゃったりという経験は多くの人が持っているはず。でもそれを歌詞にしてるバンドは少なかった。
「お?なんか他のバンドと違うぞ?」って思わされますね。
ベンガルトラとウイスキー
ふたつめは僕が初めてandymoriを聴き一目惚れした「ベンガルトラとウイスキー」
あのインドクジャク困ったような顔で
ウロウロウロ檻の中
ただ君の声が君の声が君の声が
ききたいだけなのに
安いウィスキーウィスキーウィスキーで
全部丸一日全部無駄にしてしまったってまた
テイクイットイージー
テイクイットイージー
またおんなじ声で繰り返してくれるんだろうね
この圧倒的ダメ男感。最高。
「安いウィスキーで丸一日全部無駄にしてしまった」。これ以上残念な一日があるだろうか。それでも「take it easy(落ち着いて)」と繰り返してくれる「君」がいる。
優しくて頼れる「君」に依存しまくってる感じが大好きです。
FOLLOW ME
万人受けはしないので紹介するか迷った名曲が「FOLLOW ME」
ドラムの疾走感にめちゃくちゃな歌詞をぎゅうぎゅうに詰め込んですごい速さでぶちまけた曲。
太陽が破裂するまで歌ってあげるよ
ウィーアーザワールド
カリフォルニアドリーミング
キープオンザサニーサイド
百貫デブにはサプリメントを
有色人種にはマシンガンを
百貫デブが白人のことを指すとしたら、人種差別を皮肉ってる歌詞....に聞こえなくもないですね。まぁ意味不明。
この理解不能なかっこよさがandymoriというバンドをカリスマに見せているんでしょう。
andymoriってのはこんなバンドです。
小山田壮平の少年のような風貌と声、ちょっと頼りない歌詞からくるほうっておけなさ。バンドとしての一体感と勢い。
ありふれた量産型とは違うけど共感もできる、目が離せないカリスマ性もあるけど親近感も感じる、不思議といえば不思議なバンドですね。
バラードも名曲揃い
andymoriは基本的にロックサウンドのアップテンポな曲が多いですが、バラード曲もあります。
そしてバラード曲がこれまた名曲。
1984
andymoriのバラードといえば「1984」
ファンファーレと熱狂 赤い太陽
5時のサイレン 6時の一番星
「ファンファーレ」「熱狂」「サイレン」みたいな、激しい歌詞をゆったりとしたメロディーに乗せているのが特徴。
そしてこのメロディーはほんとにトランペットが映えますね。ちなみにトランペットを吹いてるのはくるりのファンファンです。
青い空
あと個人的に好きなのが「青い空」
グッドモーニング僕らはこの空の下
グッドモーニング目を閉じ耳をふさぎ
グッドモーニング僕らはこの空の下
グッドモーニング立ち止まり 息を潜め
「青い空」といえば希望の象徴みたいな扱いになってますが、andymoriはちょっと独特。どちらかというと暗めの歌詞を使ってます。
1984と同じくメロディーと歌詞にギャップがあって、かなりちぐはぐ。だがそれがいい。
16
似たような歌詞繋がりとして聴いてほしいのが「16」
空がこんなに青すぎるとなにもかも捨ててしまいたくなる
空がこんなに青すぎるとこのまま眠ってしまいたい
ベンガルトラとウィスキーにも「綺麗な空が見たいだけ」という歌詞がありますし、小山田壮平は本当に空が好きみたいですね。
祈りを込めて歌うように 神様に会いにいくように
16のリズムで空をいく 明日もずっと空をいくのさ
祈りとか神様とか宗教じみた言葉を使ってますが、胡散臭さとか不気味さは微塵も感じなくて、むしろ何かを信じ切っている人の爽やかさ潔さ、一種の美しさを感じます。
僕はこの歌詞が一番好きです。
個人的ベストソング紹介
じゃぁ、最後に僕の思う「andymoriベストソング」を発表。
andymori全部最高....一番なんて決められない(>_<)とでも言おうかとも思いましたが、それではつまらないので3時間くらい考えて決めました。
Sunrise & Sunset
僕の個人的ベストソング、それは「Sunrise & Sunset」
Sunrise&Sunset 嘘つきは死なない
Sunrise&Sunset 争いは止まない
Sunrise&Sunset 欲しいものは尽きない
Sunrise&Sunset 悲しみは消えない
なんども言うようにメロディーと歌詞にいい意味でギャップがあります。
太陽が延々と昇り降りを繰り返すように、世界には延々と悪が残る。悪が完全に無くなることはない。
仏教でいう諸行無常ってやつですね。「欲しいもの」を「悪」の例として挙げてるのも仏教っぽいです。
この広く世界を見据えたような歌詞が要所要所で繰り返されるんですが、一か所だけ
Sunrise&Sunset 君からの手紙を
気にしてないよの一言を
忘れたあの歌の続きを
Sunrise&Sunset ずっと待っているんだよ
ここだけ、急に個人的な話に持っていく。ここでいつもぐっときちゃうんです。
しかも「君からの手紙」「気にしてないよの一言」のような淡い恋心に続けて「忘れたあの歌の続き」。音楽愛がさりげなく伝わってきます。
太陽が延々と昇り降りを繰り返すように、世界には延々と悪が残るように、これらを延々と待ち続けているんですよ。
他のどの曲よりも素敵な歌詞じゃない?
というわけで、「Sunrise & Sunset」を個人的ベストソングに選ばせてもらいました。
まぁ強いて言えばってことなので、やっぱり一番なんて決められない(>_<)です。本当andymoriは名曲だらけなので、いろいろ聴いてみてください。
おしまい。Sunrise & Sunsetは「革命」に収録されています。
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ちなみにandymoriは解散後、初期メンバー(+一人加入)でALというバンドで活動中。
もうひとつオマケ紹介。andymoriの再来と騒がれてるバンド、SUNNY CAR WASHもかっこいいのでぜひ聴いてみてください。