ここだけの話。

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音楽、本、その他いろいろな記事を書いているつもり。

今最も勢いのあるスリーピースエモバンド、SUNNY CAR WASHを紹介する

どうもこんにちは。最近スリーピースバンドにハマっているパプキン(@pump_bloger)です。

今日は僕が今一番「こいつらは売れる!!」と思ってるスリーピースバンドを紹介します。

 期待の超新星、SUNNY CAR WASH

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どこか間が抜けてるという、いい感じにゆるい三人組。彼らが今日紹介するSUNNY CAR WASHです。

メンバーは岩崎優也(いわさき ゆうやGt. Vo.)、羽根田剛(はねだ ごうBa.)、畝狹怜汰(うねばさみ りょうたDr.)。うねばさみとか読める人いるんだろうか。

 

それじゃぁ曲紹介いきます。

おすすめ曲①: ねぇキルミーベイベー!が超キャッチーな「キルミー」

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ねぇキルミーベイベー!が超キャッチーなこの曲。僕が初めてSUNNY CAR WASHを聞いたのもこの曲なんですが、もう一目惚れ。気付いたらチャンネル登録してました。

 

まず歌声。最近流行りの高くよく通るような声なんですが、気取ったような歌い方ではなくて素直に声を出せているから凄い。

意識して高く通る声を出している人はいっぱいいるんですが、サニカーは素でこれ。更に童顔で声にもどこか幼さがあるので、余計にショタ感出てますね。

 

次に演奏力。

ライブ映像をYouTubeかなにかで見てもらえるとわかるんですが、演奏力ばっきばきの超テクバンド!って感じではありません。単に音質のせいだということもあるかもしれませんが。

ただ演奏スタイルがいいですね。シンプルでストレート、王道のバンドサウンドという感じで。歌と同じくキャッチーなギターリフがかっこいい。

音楽(特にロックバンド)はテクニカルな演奏よりもハートのある演奏を重視すべきなので、そういう意味でしっかりと抑えるべきところを抑えられているという印象を受けます。

 

最後に歌詞。この曲のミソです。

100分の1でもいいから僕に愛を

故郷には緑を

 これちょっと凄すぎない??

SUNNY CAR WASHのセンスはここに全て表れているといっても過言ではないと思います。さんざん自分たちの話をしといて最後に「故郷には緑を」。

誰もが一度は聞いたことがあるのに、誰も歌にはしてなかったインパクト抜群のフレーズを唐突にぶっこんでくるこの感じ。ぶっこんできてるのにその前に「僕に愛を」があるからすっと受け入れられる。天才。

 

おすすめ曲②: メロディーと構成が独特な「それだけ」

次の曲はこれ。

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AメロとBメロっぽいとこだけで構成される、これまたシンプルな名曲「それだけ」。

髪の毛の色が変わったあの子を見るのが
なんとなく少しいやだった
それだけ ねぇ

 ここがね、Bメロにもサビにも聞こえるような絶妙なメロディーなんです。何度も確認して「Bメロかな?」「いや、サビなのかな?」ってずっと迷ってます。

サビを決めるとしたら明らかにここなんですけど、何度聞いてもBメロっぽさがあるんですよね。ほんとはっきりしない曲です。だがそれがいい。

メロディーの曖昧さと歌詞の曖昧さが重なって、やっぱりちゃんとした音楽になってる!って思えます。

 

おすすめ曲③: ゆったり三拍子の激しく切ない「ラブソング」

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ゆったりテンポの三拍子が特徴の「ラブソング」。

テンポだけでいうとバラードという部類になるんですが、エレキギターのぎゃんぎゃん鳴るうねるようなサウンド。くるりの東京みたいな。僕の大好きな感じです。

君のいない星に 君へのラブソングを
君のいない夜には 君の好きな小説を
君のいないワンルームで 君のことを思い出して
君の歌を歌うよ 君の歌を歌っているよ

自分の生活の中で「君」が欠けているところを小説と音楽で埋めるようなイメージ。君にゾッコン。なのにここまで歌っておいて

ラブソングは 届かないままで
君のいない星は回る

 っていうね。なんだろうこの騙されたような気分。

ぎゅうぎゅうに愛を詰め込んでいるのに、最後の歌詞でそれが全部切なさに変わるんです。やっぱり天才。

 

エモバンドの先駆者、andymoriについて

さてさて、僕が「ライブ見れるなら人生投げ出してもいい」と思えるくらい大好きなandymoriというバンドがあるんです。(もう解散しちゃってるのでライブを見ることは叶わないんですが)

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SUNNY CAR WASHの動画のコメント欄を見ると、「andymoriみたい」「andymoriの再来」っていっぱい書かれてます。死にたくなるほど書かれてます。

僕がSUNNY CAR WASHを好きになった理由のひとつに「andymoriっぽさがあったから」、というのも正直あります。童顔、歌声、スリーピース、ロックサウンド、爽やかさ、切なさ、優しさ、音楽愛....共通点を探すと数えきれないくらい、SUNNY CAR WASHとandymoriは確かに似てます。

 

ただ、僕がそれを嬉しいと思ってるかというと、嬉しさ半分、なんだかなぁ半分。

僕が知ったときには既に解散してたandymori。そのandymoriの生まれ変わり(メンバーはまだ亡くなってないですが)のようなバンドがある。もちろん嬉しいです。

嬉しいんだけど、そうはなってほしくない。

SUNNY CAR WASHがandymoriに似れば似るほどandymoriの二番煎じと言われかねないですし、プロとしてandymoriのコピバン、「andymoriっぽい曲作るバンド」になるのは許されないと思うんです。

もちろん無理してandymoriから遠ざけられると、それはそれで嫌だし見てられないものがあるんですけど、SUNNY CAR WASHはSUNNY CAR WASHで新たな音楽の道を歩んでいってほしいです。

 

勢いだけで書いたので、いろいろと変なとこあったらごめんなさい。

ここで紹介した三曲は全て1stミニアルバム「週末を待ちくたびれて」に収録されています。ぜひどうぞ。

今回はこの辺でおしまい。いつかandymoriも紹介できればと思っています。