ここだけの話。

ここだけの話。

音楽、本、その他いろいろな記事を書いているつもり。

怠け癖は直さなくてもいい?怠け癖を武器にする方法

「怠け癖」の恐ろしいところ

怠け癖に悩んでる人って多いと思います。

かく言う僕もその一人。とんでもない怠け癖の持ち主です。

休日は常にだらだら、夏休みの宿題は計画的に終わらせられたためしがない。そのくせゲームなら何時間でもできるんですよね。

で、何かトラブルがあるたびに「あのとき計画的にやっておけば...!」なんて一瞬は思うんですが、喉元過ぎればの法則で何度でも同じ失敗を繰り返してきました。

 

小学生とか中学生までならそれでよかったんです。

だって小中学生のいう「失敗」って、大したものじゃないでしょ?

赤点とっても親と先生に怒られれば済みますよね?

 

でも高校生からは話が変わってきます。バイトにも行けるようになり、単車の免許もとれるようになり、義務教育が終わって主体的な勉強が求められるようになります。

「失敗」が「赤点とりすぎて留年した」のスケールまできます。

自由が増えた分、責任をとらなくちゃいけません。自由だからと言って好き勝手すると、それなりの結果がやってくるんです。

 

そこでネックになるのが「怠け癖」ですね。

怠け癖がひどくて勉強ができない人、ダイエットが続かない人、つい夜更かしをしてしまう人、そういうことで残念な結果を痛感している人がたくさんいると思います。

もっと極端な例を出すとニートとか。いろんな事情があるかもしれませんが、基本的に怠けが積み重なった結果です。

怠け癖が人生を狂わせることもあるんです。

 

怠け癖は直さなくてもいい!怠け癖は武器になる!

ここまでの長い文章を読んでくれた人は「何言ってんだ?」って思うかもしれませんが、怠け癖は直さなくてもかまいません!

怠け者である自分を認めて、そんな自分に合ったアプローチを実行すれば、怠け者でも、むしろ怠け者の方が大きな結果を出すことができるのです。

 

怠け者は二種類に分かれられます。

ひとつめが有能な怠け者

自分が怠けるために部下の力を最大限に活用し、最小の努力で最大の結果を出すタイプ。

もうひとつが無能な怠け者

自ら考えようとしないため、上司の命令をそのまま実行するタイプ。

 

おそらくほとんどの怠け者が、というかほとんどの日本人が「無能な怠け者」にあたると思います。ちょっと失礼な呼び名ですが許してください。

そういうところにいる人たちが、「有能な怠け者」を目指せばよいのです。

 

働き者は10の努力で10の結果を出すとすれば、有能な怠け者は1の努力で10の結果を出すことができます。

「無能な怠け者」はちょっと考え方ややり方を工夫するだけで、働き者をも凌駕する能力を持つ「有能な働き者」になれることができると思ってください。

 

怠け癖は直さなくてもいい、怠け癖は武器になるというのは、こういう理由です。

 

本田直之「なまけもののあなたがうまくいく57の法則」

さて、ここまで書いた内容は、僕が一から考えたものではありません。

全部この本に書いてあったことです。

本田直之さんの「なまけもののあなたがうまくいく57の法則」です。

 

僕はこの本に出合ってから少しずつ自分の生活習慣を上手に変えることがきでるようになりましたし、今でもたまに読み返して内容を復習しています。

ここからはこの本の内容を、少しだけ紹介します。

 

怠け癖を武器にする方法

これは簡単。怠け者にも効くようなアプローチで、自分のスキルを少しずつ磨いていけばいいんです。

そうすれば自然と、働き者ほどの努力をせずとも自分の理想に近付くことができます。

 

そのアプローチというものの一例がこういうもの。

  • あえて他人に流される
  • 努力と工夫を間違えない
  • 疲れたら「積極的」に休む
  • 「続けること」に努力をしない

まぁ怠け者っぽい内容ですね。こういう感じのものが57個も載っています。

 

それぞれのものについて、細かい説明が見開き1~2ページほど。シンプルで分かりやすいイラストも付いています。

とにかくわかりやすい。普段本を読まない人でも楽に読めて、しかもすっと頭に入ってくる印象です。

 

この本の何よりもいいところ

いいところはいっぱいあるんですが、明らかに他の本よりも優れていると思うのが「具体的で実効しやすい」ことだとですね。

 

自己啓発本を読んでいるとたまに見かけるんです。

「感謝の心を忘れない」とか「視野を広くしろ」とか「ベクトルを意識しよう」とか、抽象的でもやっとして、なんとなく勉強になった気がするけど結局何も実行できないような本が。

 

本田直之さんの「なまけもののあなたがうまくいく57の法則」では、そんな実行に移しにくい本とは全く違います。どれも具体的でかつわかりやすく、今すぐに実行できるものばかり。

初めての自己投資にも持ってこいの一冊だと思います。

 

興味があったら買ってみてください。

 

おまけ本紹介

「なまけもののあなたがうまくいく57の法則」が気に入った人は、こっちもおすすめ。

同じく本田直之さんの「面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則」です。

僕は勝手に「うまくいく法則シリーズ」なんて読んでます。こっちも凄くためになりますのでぜひ。

 

もう一冊、「自己啓発本より小説の方が好き!」って人におすすめ。

森見登美彦の「聖なる怠け者の冒険」

筋金入りの怠け者の主人公が、京都街で妙ちくりんな騒動に巻き込まれる物語。

めちゃめちゃ笑えます。あと僕みたいな怠け者はめちゃめちゃ共感できます。

森見登美彦の個性的な文章力もクセになりますね。

 

おわり。