ここだけの話。

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音楽、本、その他いろいろな記事を書いているつもり。

くるり『奇跡』歌詞の意味・解釈

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歌詞の意味・解釈

いつまでも そのままで 泣いたり 笑ったりできるように
曇りがちな その空を 一面晴れ間に できるように

初っ端からわからない。

何かメッセージがあるとかじゃなくて、ただ雰囲気をつくるだけというか、各々でイメージを膨らませてくれればいいと思います。

 

神様ほんの少しだけ 絵に描いたような幸せを
分けてもらうその日まで どうか涙を溜めておいて

幸せを求めて神様にお願い。

今辛くて流したい涙は、いつか幸せが訪れたときに嬉し涙として流すために溜めておいて。

 

言葉は転がり続け 想いの丈を通り越し
上手く伝わるどころか 掛け違いのボタン 困ったな

言葉の捉われ方はコロコロと変わってしまい、想いとは全く違った風に解釈されてしまう。

上手く伝えようと頑張ってるのに、伝わるどころか誤解までされてしまう。

 

あぁいつもの君は 振り向いて笑う
溜め息混じりの 僕を許してね

君は昔と変わらず笑顔で僕を元気付けてくれる。

疲れてたり不安を抱えたりしてて、つい溜め息が漏れてしまう僕を許してね。

 

退屈な毎日も 当然のように過ぎてゆく
気づかないような隙間に咲いた花 来年も会いましょう

前半はそのまんま。時は刻一刻と過ぎていく。

誰も気付かないようなところに咲いた花を見つけて、「来年も咲いていたらいいな」。

拡大解釈すると、努力しても認めてもらえてなかったとしても、諦めずに頑張り続けてほしい、ということでしょうかね。

 

さぁここへおいでよ 何もないけれど
どこへでも行けるよ 少し身悶えるくらい

新しい一歩を始めよう、スタート地点に立ってみよう。(=ここへおいでよ)

ここはスタート地点だから、まだ何も手に入れられていないけれど

迷いで思わず身をよじってしまうほど、選択肢や可能性は無限大にあるよ。

 

・・・解釈おわり。

 

めちゃ長いインスト部分がGOOD

ここから曲の感想。間奏の感想を書きます。

間奏、というと少し違和感があるので、インスト部分、という言葉を使わせてもらいます。

要するに最後の歌のないところ。一番上に貼ったYouTubeライブ動画でいう 4:03 あたりから。

 

3分30秒ちょい、という非常に長い演奏が続く。ここが凄く気持ちいい。

ギターベースキーボードの柔らかい音色と、コーラスの包み込む感じと、ドラムパーカッションが魅せる盛り上がりが、見事にマッチしている。

特に 6:35 あたりからのドラムとパーカッションの掛け合いとかね。シンバルが互い違いにスパァーンッって鳴るところが息ぴったり。

 

そして 7:03 あたりから、静かにアウトロに向かっていく。

それにしてもboboさんのドラムロール綺麗ですね。羨ましい。

 

映画「奇跡」

オマケ程度の知識ですが、この曲は映画「奇跡」の主題歌にもなっています。

Greeenの方じゃないよ。

 

九州新幹線全線開業の朝、博多から南下する"つばめ"と、鹿児島から北上する"さくら"、二つの新幹線の一番列車がすれ違う瞬間に奇跡が起きて、
願いが叶う――。

そんな噂を耳にした小学6年生の航一(前田航基)は、離れて暮らす4年生の弟の龍之介(前田旺志郎)と共に奇跡を起こし、家族4人の絆を取り戻したいと願う。

そしてその計画は、人々に思いもよらない奇跡を起こしていくのだった――。

少年の純粋さと家族愛を描いたほっこり映画。

内容も内容だけに曲の温かさがよく映えます。これが相乗効果というやつか。

 

ちなみに監督は「そして父になる」を手掛けた是枝監督。家族愛撮るのが好きなのかな。

 

まとめ

くるりの「奇跡」、名曲すぎる。

 

MVも一応ある。フルではないですが。

映画「奇跡」の映像を使ったMV。未公開カットも含まれているそう。

 

おしまい。

 

くるり「奇跡」はベストアルバム「ベスト オブ くるり -TOWER OF MUSIC LOVER 2-」に収録されています。

 

「奇跡」以外の楽曲に興味がない人は、ワンコインで買えるシングル盤がオススメ。