ドラムロールは絶対にできる!練習方法と修得のコツ
ドラムロールとは何か?
ランキング発表や授賞式の、「それでは第一位の発表です!」の後の、「ドゥルルルルル....」とか「ザァァァァァ....」といった感じのやつ。
これのことですね。盛り上げるというか焦らすというか、そういう役割があります。
ドラムロールの種類
実は、ドラムロールにも種類があります。
①バズロール
②ダブルストロークロール
大きくわけて、この二つ。それぞれ細かく解説していきます。
バズロール
クローズドロールとか、あとプレスロールとかとも呼ばれます。
その名の通り、プレス(押し付け)して細かい音符を叩く奏法。
比較的初心者にも修得しやすいロールです。
やり方
リバウンドを殺さないようにしながら、スネアにスティックを押し付ける。
そうするとスティックが跳ねて、細かい音符を鳴らすことができる。
これを左右に繰り返す。これだけ。
百聞は一見に如かず。動画で見てみましょう。
どーん。他人様の動画をお借りさせていただきました。
理屈がわかれば簡単ですね。
バズロールの練習方法
これはもうねぇ...ひたすら繰り返すしかない、と思います。
意識することは、「繋がって聞こえるように、空白を作らない」ということ。
それと、これはある程度リバウンドがないと出来ないやつなので、たまに聞く「枕で練習するといいよ!」っていうのはあまり意味がないです。
枕練習が効果的なのは、後に説明するもうひとつのロール、ダブルストロークロールのほうですね。
バズロールのコツ
何度も言いますが、これはある程度リバウンドがないと出来ません。
そのリバウンドを殺さないために大事なことが、スティックを強く握らないこと。
動画でもやっているように、人差し指と親指でつまむようにしよう。
そしてもうひとつ。
「スティックを押し付ける」という表現がよく使われます(僕も使いました)が、ぐいって力強く押しあてても、「ザッ」っていうしょぼい音が鳴るだけ。
ハネたスティックを、手や指でそっと押さえてあげるイメージです。
バズロールのステップアップ
動画では「スネア端の方で」と解説されていますが、慣れてくれば真ん中のあたりでもできます。
それができれば、「音量を小さくしたければ端の方」、「大きくしたければ真ん中」というように使い分けられるようになります。
もちろん、「端から真ん中」「真ん中から端」というふうに移動させれば、クレシェンド、デクレシェンドの表現も可能。ここまでこればマスターです。
ダブルストロークロール
オープンロールともよばれる奏法。
片手で連続で「タタッ!」と叩く、ダブルストロークという技を応用させたもの。
均等な音になるのが特徴。バズロールと比べると、少し難しいやり方です。
やり方
こちらも映像で見てみましょう。
最初はゆっくりと叩いていますが、0 : 26あたりから綺麗につながって聞こえます。
これがダブルストロークロールと言われるものです。
打面をスティックで叩いたあと、そのまま腕を振り上げずにもう一打。
腕の動きはふつうの一打のまま、二打叩くということ。
それを左右で繰り返す。これだけで完成です。
バズロールよりも細かくはならないですが、粒の揃ったロールができあがります。
説明おわり。
・・・
「説明不足だろこれ!一打の動きで二打ってどうやんだ!」
そりゃそうだ。怒るのも無理はない。
ちょっと強引に聞こえるかもしれませんが、連続で二打叩ければダブルストロークと言えるわけなので
バズロールみたいに押し付け気味でも、指でスティックを動かしても、もう何でもいいです。
なんというか、どの奏法で始めても、練習を続ければ、けっきょく行き着く先は同じになるんです。
つまり何が言いたいかっていうと、
つべこべ言うな!二打できればダブルじゃぁい!やれば速くなるからやってみろ!!
ってこと。
ダブルストロークロールの練習方法
過去記事参照。
手抜き。なまけものブロガーの鏡。
ダブルストローク修得のコツ
過去記事さんしょ...いや冗談です。
・遅いテンポからじっくりと
最初は本当に遅くていい。どんな阿保でもできるテンポからでいい。
・「もうちょっとで出来そう!」テンポをひたすらやろう
そのうち出来るようになるから。
・練習は毎日
練習パッドがあれば自宅でもできる。時間がない日は一日10分でもいい。
過去記事コピペ
僕の思う最短の上達法はこれです。科学的、心理学的な上達アプローチは無いです。
と、これに加えてもうひとつ。先ほど、
「バズロールみたいに押し付け気味でも、指でスティックを動かしても、もう何でもいい!」
なんて書きました。
誤解してほしくないのは、指でスティックを動かすといっても、「俺は指でダブルストロークするから...!押し付け気味でもできるけどこれは間違った奏法だ...!」なんてことは無いということ。
奏法に正解も間違いもないし、どの奏法にも共通点や、学ぶべき点があります。
ひとつの奏法に固執しないことも、修得の鍵になります。
ダブルストロークのステップアップ
こっちもバズロールと同様、スネアの端と真ん中を使い分けることで、音色の幅を広げることができます。
もうひとつ、ダブルストローク特有のステップアップといえばこれ。
パラディドルというやつ。
これができれば、スティックコントロールが格段に跳ね上がります。
これもスピードアップすることで、ロールっぽくなります。こんな手の込んだロール、実際は使わないですが。
ロールを交えたフィルインができるので、ドラムソロではとても役立ちます。
例えば、パラディドルより更にレベルアップした「パラディドルディドル」というやつがありますが
それを使えばこんなこともできちゃいます。
ロールとはちょっとそれた話になったが、こういうのに挑戦するのも面白いでしょう。
おしまい。