叩き方がぎこちないと言われてしまう...改善方法3つ!
目次
①力を抜けきる
初心者にありがちですが、手首などがカチカチに固まって動かない人は、当然ながらぎこちなく見えてしまいます。
手首だけでなく体全体まで、リラックスして叩けるようになりましょう。
「そんなこと言われても....抜けないものは抜けない!」
原因は2つ。脱力の感覚がわかっていないか、フレーズが難しくて筋肉が緊張しているか、どちらかです。
ちなみに初心者、それもロックドラマーを目指している人は、脱力の感覚が分かっていないような人が多いですね。
まず、脱力の感覚がわかっていない場合。
一度本気で脱力してみて、脱力した状態を体感してみてください。
スティックを柔らか~く持って、腕を持ち上げて、落とす。このとき「スティックを振る」ではなく「スティックを落とす」ということを意識しましょう。
最初はスティックを持たずに腕だけ振ってもOK。このとき、手首はぶらんぶらんさせておくのがポイント。
次は、フレーズが難しくて筋肉が緊張している場合。
残念ながら、これは練習あるのみです。繰り返し練習して、フレーズのコツを掴み、体で覚えましょう。
感覚は自分で掴むもので、言葉で伝えられるものではありません。少なくとも僕は言葉で伝えられません。ブロガーのくせにね。
頭で思い描くフレーズに、体がついていかないのがぎこちない要因。スムーズに体が動くなるようになるまで、みっちり練習しましょう。
②わきを開閉させる
「力みは抜けているはずなのに、見た目がぎこちない...」という人にありがち。
腕や手首がやわらかく動いていても、わきが常に閉まりっぱなしだと、ぎこちなく見えてしまいます。なんというか...恐る恐る叩いているように見えてしまうんです。
僕も友達に「ぎこちなくね?」と言われ軽くヘコんだ時期がありましたが、原因はこれでした。
じゃぁどうすれば?ということですが、答えは簡単。わきを開閉させればいいのです。
いわゆるモーラー奏法と言われるやつに近いです。実際のモーラーはもっと難しいらしいですが。僕にも本物のモーラーはちょっとよく分からないです。
「わきの開閉?モーラー?イメージできない」
ですよねー。「叩くときわき開け閉めしてみて!」って言われてもいまいちピンとこない。
百聞は一見にしかず。スピッツの崎山龍男さんがわかりやすいと思います。
...お分かりいただけただろうか?この美しいフォーム。これがいわゆるモーラー奏法です。すごくリラックスして叩いているのが分かるでしょう。
もっと詳しく知りたい方は、「モーラー奏法」でggってください。
③体でリズムをとる
これまた意味がわからん。リズムぐらいとってるわ!って話ですね。
さっきのスピッツのチェリーを見ると、崎山さんは「体全体で」リズムをとっているのが分かります。
体が小刻みに上下に揺れてるんですね。こうすると、音楽を心から楽しんでるように見えます。「ドラムの人ノリノリ~!」って言われます。
逆に、自分の中でリズムをとっていても、それが表面に出ていない人は、緊張して見えたり、覚えたての小手先のテクニックで叩いているように見えたりしてしまうのです。
複雑なフィルインなんかのときに体でテンポキープしてると、手も動かしにくくなって、むしろ変な動きになっちゃうこともありますが。
簡単な8ビートのときなんかは、音楽にのめり込んでるノリノリの雰囲気を出せるよう、心掛けてみてほしいです。
まとめ
- 脱力
- わきを開け閉め
- 音楽にノる
脱力するにも、いいフォームを身につけるにも、けっきょく練習あるのみです。
おしまいっ!