チャットモンチー完結。これまでのアルバムを振り返ってみる
チャットモンチーが解散するそうですね。
僕はというと、超ショックです。
気付いている人もいるかもしれませんが、このブログタイトル「ここだけの話。」って、実はチャットモンチーの楽曲からとっているんですよ。
チャットモンチー 『「ここだけの話」Music Video』 - YouTube
この曲がもともと好きで、ブログタイトルを考えていたときに「これだ!」と思ったんですね。
そんな縁もあって、チャットモンチーは大好きだったんです。
今回はそんなチャットモンチーのアルバムとか来歴とかを、曲紹介も兼ねて振り返ってみます。
メジャーデビューと1stフルアルバム「耳鳴り」
2005年9月、メジャーデビューした当時のチャットモンチーは、橋本絵莉子、福岡晃子、高橋久美子のスリーピース構成でした。
雑誌『ROCKIN'ON JAPAN』では「数年に一度いるかいないかの新星登場」と紹介されたそうです。
そして2006年7月に発表したのが「耳鳴り」。
ちなみに「耳鳴り」は1st"フル"アルバムという扱いで、実は「チャットモンチーになりたい」という自主制作した1stアルバムが存在します。
「耳鳴り」は1stフルアルバム、2stアルバムです。
「耳鳴り」の中でも注目の一曲は、やっぱり『ハナノユメ』でしょう。
独特のドラムフレーズが印象的。僕も練習曲として叩いたりしてました。
「グルグル」とか「ドクンドクン」とか、擬音語を多用した歌詞も可愛らしくて好きです。
3stアルバム「生命力」で大好きになった
僕が「チャットモンチーやべぇ!」って本気で思ったのがこの『親知らず』。
何がいいって、歌詞がめちゃめちゃいいんですよ。
大丈夫 写真はこれからも 和やかに 色あせず
ひとりで暮らす部屋の中 光を放っていくのです
私もいつかこんなふうに 人を愛せるだろうか
幸せの意味を誰かと わかりあえるだろうか
ノリがよくややアップテンポで、声を張り上げる歌なのに、すっごく愛おしいこの歌詞。一曲目にこれが収録されてんだからたまらない。
この歌詞がどう良いのか解説しろ、と言われると出来ないんですけど、なんか歌がぐいぐいと体の中に入ってくるんですよね。
そして更に、チャットモンチーの代表曲『シャングリラ』も収録されています。
ちょっと変拍子が入ってて、でも相変わらずノリがよくてキャッチーで、やっぱりチャットモンチーらしい曲です。
今聞いても全然色褪せませんね。
4stアルバム「告白」が全盛期
僕が一番推していきたいアルバムがこの「告白」です。
僕の好きなチャットモンチーのアルバム、ダントツ一位です。
失恋をテーマにした曲『染まるよ』。
ゆったりとした曲でも勢い止まらず、最後まで盛り上げまくる。
そしてメロディーも異常なくらい良い。何回でもリピートしたくなります。
それにしても、この曲聴いて「ドラム上手いな」って改めて感じますね。テクニック的に凄いんじゃないんだけど、フレーズやら盛り上げ方やらがとってもグルーヴがあって、心の底から良いドラマーだと思います。
ロックのカッコ良さが全面に出た『風吹けば恋』も収録。
甘酸っぱい青春のメロディーと歌詞、爽やかなスポーツ女子を連想させます。
2:59~のギターフレーズもかっこいい。ギターはやったことが無いのでどれだけ凄いのかは分かりませんが、かっこよさは最高です。
これぞギター!っていう感じの音がいいですね。
あともう一曲、『染まるよ』の次に収録されていた『CAT WALK』という曲も紹介したかったんですが....
動画が見つからない!
隠れた名曲です。正直シャングリラよりも好きです。なんでこんなに埋もれてしまっているのかがサッパリ分からない。
あぁ 今日もこの手で必死に 何かつかもうとしているよ
あぁ 今日もこの胸は 息を吸っては吐き出して
10分後も10年後も 同じように生きているだろうか
ここの歌詞がどうしようもなく好きなんですがね、誰か分かってくれる人いないかなぁ...
カバーならYouTubeにいくつも上がってるので、気になったらちょっと聞いてみてください。
2011年、高橋久美子(Dr.)が脱退
2011年9月29日のライブをもって、ドラムの高橋久美子が脱退。これが大ダメージでした。
ドラムパートはサポートが入るからまぁいいとして、問題は歌詞です。
実は、チャットモンチーの楽曲のほとんどは、高橋久美子が作詞していたんですね。
高橋久美子脱退後は残った二人が歌詞を書いているんですけど、僕の感想としては
「やっぱり昔のチャットモンチーがいいな~」
ってのが正直なところ。
こう思っていたの、僕の他にも多かったんじゃないでしょうか。
高橋脱退後のアルバムはマンネリ
高橋久美子脱退後も「YOU MORE」「変身」「共鳴」などのアルバムが出ましたが
「なんか違うなぁ...」っていう、どこか冴えない楽曲が続いてるように感じました。
僕もいまだに聞き返すのは「生命力」「告白」あたりで、最近の曲は全く聞いていません。
やっぱりチャットモンチーにとって高橋久美子の存在は大きかったんだなぁと、しみじみと思います。
まとめ: チャットモンチー解散、皆なんとなく分かってたよね?
チャットモンチーもついに解散なのかな。
— マサムネ (@carrotmasamune) 2017年11月22日
誤解を恐れずに独り言。
なんとか10周年を迎えてからが、見ている方もきつい部分があったからなぁ。
いいうちに辞めた方がって判断なんだろうな。
チャットモンチーのラストアルバムに驚いてる自分とこんな日が来るだろうなって思ってた自分がいる
— K@ニコフェスト (@rock_nbibcbo) 2017年11月22日
全く持って同感。
売り上げもじわじわと減ってきているでしょうし、「なんかアレだなぁ」って気はしてましたよね。
少なくとも「チャットモンチーやっぱ最高だぜ~!!ブーム再来ワンチャンあるんじゃねぇの~!?」ってノリで聞いていた人は居ないと思います。
改めて最近の曲と昔の曲を聞き比べても、やっぱり楽曲の変化を感じてしまいました。
解散の理由として公式サイトには
チャットモンチーという名前を脱いだ方が新しいところへいけるのではないかと思い始めました。
とあります。
バンド解散してからも音楽活動は続けるようなので、これからに期待しましょう。
ラストアルバムも楽しみにしています。
おしまい。