漫画「いぬやしき」のラストが雑すぎる件。内容ネタバレ・画像アリ
最終巻(10巻)の内容ネタバレ
隕石を止めに行く犬屋敷パパ。宇宙まで飛んでいき隕石に着陸。
隕石をミサイルで砕いて軌道を変える作戦に出るも、全く埒が明かない。
とここで獅子神が登場。
獅子神「俺にだって死んでほしくない人はいる、俺が隕石を止める」
⇒獅子神自爆、隕石は粉々に砕け散る。
犬屋敷パパ、地球に帰還。しようと思ったらそこに大きな隕石の破片が。
犬屋敷パパ「あれ?これ地球に当たるんじゃね?」
⇒犬屋敷パパ自爆、地球は救われる
ざっくり言うとこんな感じでした。うーんこの
主人公二人の死がトントン拍子すぎる
「俺が地球を救う!」⇒自爆
「あれ、このままじゃやっぱ地球当たっちゃうじゃん」⇒自爆
雑すぎません?
唐突に隕石が来て、自爆じゃないと壊せないっぽいから自爆。
そんで自爆したけど完全に壊しきれなかったからもう一回自爆。
一人の死を以てしても地球は救えませんでした ⇒ 二人目死にます。 って感じですね。
どちらか一人は助かってもよかったと思うし、死ぬなら二人同時の方がすっきりしたラストになったと思う。
そもそも隕石にせずとも、別に二人戦って相打ちでもいいし、地球を救わせたかったら獅子神が世界征服を企むのもありかもしれない。
というか二人とも隕石壊すために二人とも自爆って。それただのゴリ押しですよね?
泣きの台詞が棒読みすぎて泣けない
どういうことかって言うと、こういうことです。
あなたぁーっ、お父さんーっ、ワウォーン
なんか....のっぺりしてません?
フォントのせいなのか、効果線(集中線とか)が一切無いせいなのか、ひたすら名前を呼ぶといういかにもなセリフのせいなのか....
あまりにもそっけなく、無個性な涙になっているように思います。
せっかくの盛り上げどころなのに、名言らしい名言もないですし。
はな子の印象が弱い
最初、犬屋敷パパの唯一の心の支えだった愛犬「はな子」。
犬屋敷パパと獅子神が機械にされるところを見ていた唯一の存在でもある。
このはな子が何らかの形でキーマンになると思ったのに、ストーリーに全く絡んでこない。
それどころか犬屋敷パパとの絡みもほとんど無い。最初の頃の絆はどこへ行ってしまったのか。
宇宙人の謎は最後まで解明されず
犬屋敷と獅子神は宇宙人の事故に巻き込まれ、機械にされてしまう....という設定だったはずなのに、例の宇宙人が全く出てこない。
出てこないならまだしも、犬屋敷も獅子神も、自分が機械になった経緯に何の関心も持っていない。なんてこったい。
誰しも一巻を読んだ頃は「宇宙人の正体の解明」「宇宙人vs地球人(犬屋敷)」を予想していたはず。
それがいつの間にか「犬屋敷vs獅子神」にストーリーがすり替わっていた。僕も宇宙人の存在なんて忘れてました。とんだアハ体験ですね。
まとめ
言うのは簡単だよ!!やってみないと難しさはわかんないよ!!
ボロクソ言いましたけど、やっぱり漫画描くのは難しいですからね。「じゃぁお前描いてみろ」って言われても描けないですもん。
そんなわけで、批判もほどほどにしたいですね。
一枚絵の綺麗さは相変わらずでした。自爆して木端微塵になるとこなんか、恐ろしく細かかかったです。
おわり。
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