ここだけの話。

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音楽、本、その他いろいろな記事を書いているつもり。

自己啓発本は危険? 良質な自己啓発本の見極め方と使い方のポイント

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自己啓発本といっても、ピンからキリまであります。

 

「収入の1割を自己投資に使ってみろよ!」

っていう、嘘くさい詐欺師みたいなものから

 

「あなたは宇宙と繋がっています....あなたが真にそれを望めば宇宙はあなたにそれをもたらすのです....」

っていう、これまた嘘くさい謎の超越した語り口のものまで。

 

疑いはじめてみると全部胡散臭くて、どれを信じればいいのか分からなってしまいます。

でも大丈夫。自己啓発本はそんなに悪いものじゃない。

 

自己啓発本は危険?

自己啓発本で危険思想になったりはしないか?」の観点で考えてみる。

 

僕個人の考えで言うと、全然危険じゃない。

それはもちろん、自分の頭で「この理屈はおかしくないか?」「この人の言っていることは本当に正しいのか?」を考えながら読んだときの話だけども。

 

そういうと「私はちゃんと考えながら読めているのかな....」と不安になる人がいます。

バッサリ言っちゃうと、あなたも全然問題ない。本当に。

 

何かに触発されて危険思想になるなんてこと、滅多にない。

不良漫画読んで衝動的にバイク盗む人なんていません。ミステリー小説読んで殺人に抵抗を持たなくなる人もいません。

それと同じで、自己啓発本に「殺人は悪じゃないよ!虫は平気で殺してるもん!」ってあってそれを真に受ける人もいません。いたとしてもそんな馬鹿は警察に捕まって当然でしょう。

 

そもそも、そんな危ない自己啓発本が滅多に無い。

新興宗教を広めるような著書を読まなければ大丈夫。断言します。

 

僕の考える「良い自己啓発本

いくつか挙げてみると 

  • 善や道徳を蔑ろにしていない
  • 具体的で実行しやすい
  • 著者の自慢話ばかりの内容になっていない

 こんな感じ。

これは好みにもなるから、強制するわけではないけど。

誰か自分の心から尊敬できる人を決めて、その人の教えや、その人と教えが似ている人を見つけていくのもオススメです。

 

具体的な例

 

「君が成功できないのは君がいい人すぎるからだ! 君より成功している同期は、みんな上司に媚び売ってる奴ばかりじゃないか! いい人は損をするぞ!」

これは攻撃的なことを書いて話題性を狙ってるだけだからダメ。

 

「全てを受け入れなさい...そうすれば全ては手に入ります...」

これは曖昧模糊としていて自分の身になりにくいからダメ。

 

「僕の言うことを実行すれば誰でも成功できます! ちなみに僕は年収は○○万で一年の半分以上を海外で過ごしていて....」

著者の自己満足の自慢話にしかなっていないからダメ。

 

「毎日、寝る前に感謝していることを10個書き出してみて!」

「朝5時に起きて今日の予定をたてると時間を効率よく使えるよ!」

こういうのは、内容も間違いないし、何より今すぐに実行できる。

参考になりやすい自己啓発本というのはこういうもののことです。

 

善を勧める本(慈悲とか感謝とか)は、今は陳腐化してしまっているような印象があるけど

理想の毎日を送る第一歩はこういう、昔から語り継がれる人徳の基本です。この当たり前のことをできるようになるのも、大切な自己啓発のひとつ。

 

自己啓発本を読むときのポイント

まず、内容が正しいのかを見極める。

といっても自己啓発本なんか正しいかどうか判断しかねるものばかりだから、「これ危なくないか?」ってのを考えられればOK。

 

そして、本の中から実行出来そうなものを選ぶ。

そのとき、「時間がないからできない....」とは思わない事。無理やり時間を作ってでも、できうる限りは実行しましょう。

 

そして、実行しようと思った内容の要点はメモしておくこと

紙に整理し、アウトプットすることで頭に入るし、内容を見返すのも簡単になります。

さらに、紙一枚にまとめて目につきやすいところに貼る、ということもできます。これが地味に効果あったりする。

 

読み終わったあとのこと

『人に感謝することは、人に好かれるという意味でも、幸せを感じるという意味でも、凄く大事ですよ~』

「へ~、そうなのか~( ..)φメモメモ」

 

普通の人だったらここで終わる。これは変われない人にありがちな例です。

理由は簡単。実行していないから。

 

自己啓発の勉強自体には、なんの意味もありません。

勉強してから、「じゃぁ一日10回はありがとうと口に出してみるか」ときて、毎日実行して、そこで初めて成長する。

 

得た知識は実行まで持ってこないと、意味をなさない。

 

自己啓発本ばかり読む人」

少し前の僕のことだー!

 

今の僕は、話題になったり尊敬している人の著書でない限り、やたらめったらと自己啓発本を読むことは無いです。

昔はよくしていたんだけど、ある日気付いてしまったことがありまして。

 

「これ、他の本にも書いてたなぁ....」

 

良い自己啓発本は、コンセプトが同じなら言ってることも一緒

新しく何かを知ることはほとんど無い。時間の無駄なんです。

 

それでも自己啓発本ばかり読む人が出てくるのは、ただ気持ちいいから。

読んでいるだけで成長した気になるし、頭がよくなったような気もする。周りの漫画ばかり読んでいる友達が馬鹿に見えてきたりもする。

そういうところにハマるともう堂々巡りで、いつまでも同じ知識を頭に入れるだけになります。

成功の秘訣なんて、長い歴史の中でほとんど確立されているというのに。

 

まとめ - 最後は行動力だ!動けよ!

ぐだぐだ言っても始まらない。動かないと何も変わらない。

 

というわけで僕は

今から筋トレでもしましょうかしら。