漫画「アイアムアヒーロー」の最終回がよく分からない件。
花沢健吾「アイアムアヒーロー」が22巻でついに完結したんだけども
まぁ酷い。何が酷いかって、伏線が何も回収されていない。
いろいろぶん投げすぎだろ花沢先生....どうしたんだ...
ZQNとは結局何だったのか?
発症源については、残念ながら何も解明されていません。
えぇ...これが解明されるのを一番楽しみにしてたのに。
そしてZQNの目的。目的は、「落ちこぼれの歪んだ逆転劇」みたい。
クルス本体は、寝たきりのまま独りで生きてきたおじいちゃん。
話し方がたどたどしかったのも、長年コミュニケーションをしてこなかったせい、ということになっています。
絶望状態の人間に都合のいいウイルスで、新しい世界を創る。それがクルスの目的のようです。
ネクタイ太っちょの「裸の王様だ」という自虐に対し、コロリ隊の人は「見られたいなら、生かそう」。
コロリたちは、このコロリ隊の人によって助けられることになります。
コロリたちはヘリに乘って脱出
巨大ZQNに一度飲み込まれ、助け出されたとき何故か若返っていたおばちゃん。子作りに勤しんでいるご様子。
ZQNに襲われる心配もなく、幸せそうに暮らしているっぽい。
コロリ隊長はまだ漫画描いてます。数人の読者のために、いつか英雄に会ったときのために、日々研究を重ねているようで。
これぞ魂の漫画家。
巨大ZQNは行動を停止
ZQNが合体し、集積脳となった巨大ZQNは行動停止。
ZQN自体はそれぞれの意志を持たず、ひとつの集合体として行動するアリのようなもの...ということになってたはずなのに
特に何かの目的を達成することもないまま、そのまま沈黙してしまいました。
比呂美は結局帰らず、英雄は独りで生きる。
比呂美の意識は「この男は生きている方が勝手に苦しむから生かしておいて」と語り、奇跡的に生還する英雄。
看板の男の子に話しかけながら、独りで自給自足の生活を送ることになります。
妄想の中で会話をしているのが英雄らしい。
結局英雄はヒーローになれず、最後まで独りぼっち。
比呂美の「この男は生きている方が...」というセリフにも、かなりの恨みが込められているように感じます。
そこまで恨まれるほど悪いことしてないような気もするけど...
まとめ
なんとも疑問点の多いラストだった。せめてZQNの発症源くらい知りたかったな。
英雄は何も救われていないような、立派になって大きく前進したような...
でもまぁ、戦闘シーンなんかは本当に面白かったです。もうちょっと激しい総力戦みたいなの見たかった。
おしまい。
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