無表情だからこそおもしろい、真顔パフォーマーの魅力。
僕ね、真顔でおもしろいこと出来る人が好きなんですよ。
好きっていうか尊敬します。ウケを狙うのってちょっと照れるし、白けるのを気にしてヘラヘラ笑っちゃう人って多いんですけど、無表情でウケを狙える人は本当に凄い。
ってなわけで、今回は僕がハマった真顔パフォーマーを二組紹介します。
Blue Man Group(ブルーマングループ)
青っ!!そして目力つよっ!!
彼らがBlue Man Groupです。直訳すると青い男の集団。そのまんまですね。
音楽パフォーマーという言葉が正しいのかはわかりませんが、音楽グループでありパフォーマンス集団でもあり、また一種のアートといってもいいのが彼らです。
見ての通り顔面を青色で塗りたくった無表情な男たちなんですが、無愛想で不器用な見た目に反して、やってることはとってもクリエイティブな人達なんです。
見たことも聞いたこともない謎の楽器の数々。楽器といえるのかすら分からない。
音楽もなんか不思議ですね。かっこいいです。
11:27~からはテンション最高潮。陽気なラテンのリズムに合わせて真顔でマラカスを振る男たち。お客さんの笑顔がまた素敵です。
最後まで一言も喋らないところも、いい意味で人間味がない。
他の動画では、三人で色水をぶっかけた太鼓を叩いたり、ドラムやギター、ベースと合わせてたり、なんかいろいろ面白いことやってます。
中の人の正体が気になるんですが、公開されてないようです。
オーディションで選抜されてるんだとかなんとか。
Tape face(テープフェイス)
この恐ろしい顔をしたお兄さんがTape face。
観客と審査員、そしてテレビの視聴者の前で公開オーディションをするアメリカの大人気番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に出場して話題になった人物です。
2016年には決勝にまで進出して、今では常連となっています。
口にガムテープを貼り、目の周りを黒く塗り、バックひとつの身軽な恰好で登場。
審査員の質問にも答えず、何を始めるのかもわからない。怪しさ満点。観客も困惑気味ですね。
ところが。芸が始まった途端会場は大ウケ。爆笑の嵐です。
2:41~からの一人イチャイチャとか最高にくだらない(褒め言葉)。そして男審査員がなんだか嬉しそうにしてるのがまた面白い。
7:03~からなんか何がしたかったのかすら分かりません。ただ美人の審査員と手をつなぎたかっただけなんですかねw粘土を握らせてるの下ネタかと思った
ちなみに彼、年齢は40越えてるそうです。
化粧のせいで若く見えるんでしょうか。
真顔で冗談を言う人のおもしろさ
真顔で冗談が言える人はギャップの塊です。
どこかで「真顔で「うんこしてぇー...」て言ったら絶対ウケる」みたいな話を聞いたことがあります。これも表情と言葉の内容でギャップを作っているからウケるんです。
照れながらボケられても、なんだか吹っ切れてなくて、あんまり笑えないですよね?
(もうサービス終了しましたが)Vineで見かける面白くない女子高生も、だいたいエヘヘヘって笑いながら芸人の真似をしてるとか、そんな人。
逆におもしろい人ってのは全力でキャラを立てて笑わせてきますし、真剣にやってておもしろい失敗してるのが一番笑っちゃいます。野球の珍プレーがいい例ですね。
それと今回紹介した二組は、どちらも無言なのが特徴。
一言も話さずに動きで観客を笑わせる、そういえばそういう職業がありましたね。
そう、ピエロですよ。
ピエロって見た目は普通に怖いじゃないですか。ホラー映画でも使われるほどです。
でもサーカスのピエロは面白い。ジャグリングとか空中ブランコとかそういう大道芸ももちろんですが、何よりもピエロとしての動き、ピエロというキャラクターがいいんです。
まとめると、真顔パフォーマーのおもしろさの秘密は「キャラクター」「ギャップ」ということになります。
難しいですねこういうの。笑いっていうのは本当に掴みづらいものなので。
僕ももっとおもしろい人になりたいです。
おしまい。