ここだけの話。

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音楽、本、自己啓発(オナ禁)の記事を書いているつもり。

究極のエモーショナル。S.R.S『sometimes』歌詞の意味・解釈・英語和訳

予備知識

今回紹介するS.R.Sの「sometimes」という曲、実は二種類あります。

ひとつがPVが存在する日本語ver.「somtimes -.B.C.-」で、もうひとつが映画主題歌にもなった英語ver.「sometimes -.A.D.-」です。

どっちかひとつを紹介してもよかったんですけど、今回は(今回も)欲張って2曲紹介しようと思います。

 

英語verの歌詞和訳はもちろん、主題歌に選ばれた映画についても僕はちょっとだけ知っているので解説したい。解説というか単純にもっと多くの人に知ってほしい。

それでは本編に入ります。まずは日本語verから。

 

日本語ver. 『sometimes -.B.C.-』意味・解釈

 

気付かないふりしても心が震える
先の見えない闇で見てたのは星なんかじゃない
僕を見つめる君が見たい

気付かないふりをしていても自分の心は正直。

今がむしゃらに頑張っているのは、成長したいとか名誉とかが欲しいとかではなくて

単純に、君(想い人?)を振り向かせたい、君に認めてもらいたいから。

 

街灯が照らし出す一人分の影が
不安そうに後を付いて来る
僕の心の使者たちは真っ黒で嫌な奴ばっか

最初の二行は、不安でもやもやした気持ちを情景描写と比喩で描いたもの。

感情に動かされて何かをしようとする(=心の使者)も、嫌なことばかりしてしまう。

好きな人に冷たくしてしまったり、意地悪してしまったり、ということでしょう。

 

変わりたいんだ もっといい奴に いま
君を愛で包んであげられるような
言葉に上手く出来ないこの思いがいつもの夜空を
いつもよりも少し綺麗に見せてるよ

サビ。自分の気持ちを素直に伝えられるような人間に、今すぐ変わりたい。君を愛で包んであげられるようになりたい。

でも、うまく言葉にできない気持ちや思いがあると、黙って夜空を眺めていられることが意味のあることに思えてくる。いつもより夜空を綺麗に見せてくれる。

 

目に見えるものだけが真実じゃない
心の中 見せられたら

僕が意地悪ばかりしてしまうから、君は僕に嫌われてると思っているかもしれないけど、それは真実ではない。

心の中を見せられたら解ってもらえるのにな。

 

変わりたいんだ もっといい奴に いま
君を愛で包んであげられるような
言葉に上手く出来ないこの思いがいつもの夜空を
いつもよりも少し綺麗に見せてるよ
いつもよりも少し綺麗すぎるよ

ラスサビ。歌詞は前のサビとほとんど同じ。

最後の二行、「綺麗に見せてるよ」から「綺麗すぎるよ」という歌詞の移りが、時間と感情のゆったりとした流れを感じさせます。

 

英語ver. 『sometimes -.A.D.-』意味・解釈・和訳

 日本語歌詞を見たあとなので、だいぶ拡大解釈が入っていますが、あしからず。

 

Sometimes I feel you are my love.
(ときどき、君は僕の愛そのものだと感じることがある)

Sometimes I feel you're all I need.
(ときどき、君は僕のすべてだと感じることがある)

Because your eyes never can see the man inside,
You never knew.
(君の目は僕の心を見ていない、君は僕を知らない)

I'm sorry but I'm in love with you. 
(残念だけど、僕は君を愛しています)

片思いしている、でもその想いは伝わらない、僕を見てはくれない。

それは残念だが、それでも僕は君を愛している。

 

Sometimes I feel I love you.
(ときどき、僕は本当に君が好きなのだと実感することがある)

Sometimes I feel you might love me.
(ときどき、君も僕を愛してくれるかもしれないと思うときがある)

The other side of me pushes you away
(反対側の僕が君を遠ざけてしまう)

I'm sorry that I can't understand.
I'm sorry that I can't understand... 
(残念だ、僕には伝えられない...)

 反対側の僕が君を遠ざける=気持ちの裏返しで君に嫌われるようなことばかりしてしまう、好きな子に冷たくしてしまったり意地悪してしま(略

僕の翻訳が下手糞なので多少変な文章になってしまうが、描きたいことは日本語歌詞と同じ。

 

If I was a better man, I could shower you with love.
(僕がもっといい奴だったら、君は僕を愛してくれたのだろう)

I just don't know how.
(僕はどうすればいいのか、まだわからない)

Why? Please tell me why-oh yeah
(どうして?僕に教えてほしい)

サビ。最後の「どうして?」は、どうして愛してくれないのとか、どうして僕は何も出来ないのとか、そんなところでしょう。

 

Wish I had the courage to say it, to say it
(それを言葉にする勇気があればよかったのに)

Give me the courage to say it.
(僕に勇気をください)

I don't know what to say.
(何と言えばいいのがわからない)

I can't find the answer.
(答えが見つからない)

This is how love goes... 
(これが僕なりの愛なのです)

最後は直訳すると「これは愛が行く方法」になりますが、愛が行く方法=愛情の向かい方=愛し方、というふうに解釈。

迷って、悩んで、ちょっかいも出してしまって、でもこれが僕の愛なんだ、ということ。

 

Someday I dream you'll understand
(いつか君が理解してくれることを、僕は夢見ている)

I can't tell you...
(僕の口からは教えられない)

I'm sorry I can't understand...
(残念だ、僕には伝えられない...)

最後の行は直訳すると「理解させることができない」になります。

ちょっとストーカーチックな強制力が不気味だったので「伝えられない」という表現にしてみたら、最後から二番目の行とさほど変わらなくなってしまいました。翻訳って難しい。

 

If I was a better man, I could shower you with love.
(僕がもっといい奴だったら、君は僕を愛してくれたのだろう)

I just don't know how.
(僕はどうすればいいのか、まだわからない)

Why? Please tell me why-oh yeah
(どうして?僕に教えてほしい) 

 前サビと同じ。

 

Wish I had the courage to say it, to say it
(それを言葉にする勇気があればよかったのに)

Give me the courage to say it. I don't know what to say.
(僕に勇気をください、何と言えばいいのがわからない)

I can't find the answer.This is how love goes... 
(答えが見つからない、これが僕なりの愛なのです)

I can't find the answer.
(答えが見つからない)

This is how love goes... 
(これが僕なりの愛なのです,,,)

 これも前サビと同じなので、ところどころの改行を省略。

最後の二行が繰り返されて切なげな余韻を作り出しています。

 

曲全体を通して

まず全体の歌詞だけど、誰が見てもわかるよねこれ。

好きな人に意地悪をしちゃう、不器用な困ったちゃんの切ない心を歌った歌詞です。うーん切ない。

何と言えばいいのかわからず、ついつい変な絡み方をしてしい、それでいてこんな僕を理解してくれと他力本願。自分が駄目な奴だと分かるからこそ胸が痛いです。

 

そしてこの曲一番の注目ポイントが、洗練された感傷的なサビですね。

エモーショナル全開。

日本語なら「変わりたいんだもっといい奴に」、英語なら「僕がもっといい奴だったら」。理想とのギャップに苦しむ、誰もが抱えるであろう悩みに心が打たれます。

これぞ究極のエモーショナル。S.R.Sの本気。

 

映画『重力ピエロ』

一番最初でも書きましたが、英語版のほうは「重力ピエロ」という映画の主題歌に適用されました。

原作の伊坂幸太郎は僕も大好きな作家。全作品読んでしまったくらい大好き。

 

映画の内容は、家族の秘密と連続放火事件の謎を追うミステリもの。ミステリといっても、事件よりもその先に描かれる家族愛がメインで描かれています。

主題歌の切なさもストーリーの雰囲気にぴったり。めちゃくちゃに面白いのでぜひ見てほしい映画です。

 

おまけ

日本語verと英語ver、どっちが好きかと言われれば、僕は英語英語ver.が好き。

サビの勢いに乗った切なさは解釈の幅広い英語の方があっているような気がします。

何度聞いてもエモさが沁みる。最高。