ここだけの話。

ここだけの話。

音楽、本、自己啓発(オナ禁)の記事を書いているつもり。

予算をケチって安物のツインペダルを買ったときの話



これは、僕が吹奏楽部に所属していた頃の思い出話である。 

キックペダル、破壊

最初は違和感から始まった。

「ん...何か今日ペダル踏みにくいな...」

ペダルが思うように踏めない。踏み心地がやたらと重いのだった。

「くそっこのっ」

 

ガチャァンッ!!

 

「・・・(やっべぇぞ↑)」

壊れた。ビーターが思い切りふっきれてしまった。

足を離しても返ってこないビーター。どうにか直らないかといじくってみたが、どうやら突起型の部品が折れてしまったらしく、キックペダルとしての機能は果たせない状態になっていた。

 

思い返してみると、入部してからの僕は、ドラムのあらゆる部品をことごとく壊していた。

スティックをへし折ることはもちろん、ドラムヘッド数枚を破り(なぜか裏の方が破れる)、シンバルには小さなヒビを入れ(これは誰にも話していない)、ここにきてキックペダルである。

我ながら呆れる。練習スタジオならば出禁になっていいレベルだ。

普段は優しく叩いているくせに「ちょっとロックっぽく叩こうぜ!」ってノリで激しく叩いてみると、あっけなく壊す。とんだギャップYOSHIKIである。

 

さて、そんな僕が引き起こした新たなトラブルにいち早く気付いたのが、僕の横でホルンを吹いてたやつだった。

「いまの音なに?」

「ペダル壊した」

「マジ?ww次は弁償かもなwwww」

ひと通り笑ったあと、彼は目を輝かせて言った。

 

「新しいペダル買うならツインペダル買おうぜ!!」

 

先生への報告

その頃の吹奏楽部の顧問は、優しい、というかすごく甘い、夕張メロンよりも甘い先生だった。

事情を聞くなり先生は言った。

 

「ペダルの選び方とか全然わからんし、好きなの選んでいいよ」

 

無責任だとは思ったが、勝手に好きなのを選べるのだ。文句はあるまい。

さらに弁償も免れた。僕が個人的にペダルを買う⇒ペダル代を部費から引く、という段取りで新しいペダルを購入することが決まった。

 

家に帰るなり僕はパソコンを開き、さっそくキックペダル選びにとりかかった。

ここで予算を聞いていないことに気付く。僕は先生に電話して予算はいくらなのか聞くことにした。

今思えば購入すら生徒にまかせる先生だ、予算なんか決められるはずがなかった。

「ん~、普通いくらぐらいするの?」

「(シングルペダルを見ながら)安くて1万円、いいものだと3万円くらいですかね」

 

「じゃ2万円くらいで(適当)」

 

吹奏楽ドラマー「買うならツインペダルでしょ!(ドヤ)」

予算は2万。と思ったときにふと、ホルンを吹く友達の言葉がよみがえった。

ツインペダル買おうぜ!!」

 

「そうだ!ツインペダルだ!ツインペダル買っちゃうか!」

頭の中に浮かんだのは、両足でドコドコとバスドラを鳴らしまくり、女子からの歓声を浴びる僕の姿だった。

確かに吹奏楽ツインペダルなんて使わない。でも、練習するぐらいいいじゃない!

 

さて、ツインペダルに絞って商品探しを始めた僕は絶句した。予算が圧倒的に足りないのである。

シングルペダルで2万、それが両足分あるのだから、単純に4万くらいする。予算が足りないのも当然だ。

 

しかし今さら先生に「ツイン欲しいんで予算あげてください」とは言えない。でもツインは諦めたくない。

なんとかして2万程度のペダルを買わなければならない。僕は必死になって手の届きそうなツインペダルを探し続けた。

 

DW2002との出会い

そして出会ったのが、DW2002である。

なんとか価格も2万程度だ。キックペダルの王道メーカーとも言えるDWの製品ならば、品質も安心だろう。

そう、当時の僕は「ペダルはDW最強」という阿呆みたいな考えを持っていた。2万程度のPearlやTAMAよりも、同じ2万ならばDWの2万の方が上、とほとんど確信していたのである。

 

確かにDWのキックペダルはピカイチだ。

例えば、DW9002はもう全ドラマーが憧れるベストセラー商品である。

しかし高い。6万5千だ。クソほど高い。

そんなあなたにもオススメできるのが、下位版のDW5002である。

4万。ずいぶんと安くなったが、これでもまだ予算の二倍ある。

仕方がないからもっと安いDW3002。

これで3万。DW9002の半分以下になった。

 

ここで手を打っておけばよかったのだ。

しかし僕が欲しかったのは、2万円のペダルだ。そこでDW2002が出てくる。

これなら買えるぜヒャッハー!購入ポチッ

 

うん。

DW9002はすごく良いらしい ⇒ DW5002もかなり良いだろう ⇒ DW3002もそれなに良いだろう ⇒ DW2002も割といいんじゃね?

僕の思考回路はこんな感じだった。

 

しかし考えてもみてほしい。DW9002がいくら優秀なペダルとはいえ、僕が買ったのはそれをを劣化させ、更にもうひとつ劣化させ、そこから更にもう一段階劣化を加えた代物だ。

理想がDW9002だとすれば、それに三回の妥協を重ねている。いくらなんでも妥協しすぎだろう。

 

DW2002の感想

注文して三日後にそいつは届いた。感想を簡潔にまとめさせていただこう。

 

踏み心地。

悪くない。けどさほど良くもない。

どっちかにしろ、と言われると悪い。

 

セッティング。

ビーター角度調節が尋常じゃなくやりにくい。他はいい感じ。

 

ノイズ。

新品のくせにチェーンが絡みつく音がはっきりと聞こえてきやがる。

 

その他。

めっちゃ滑る。滑り止めがマジックテープってのが手作り感あってGOOD(?)

 

総評。

ペダル選び完全に失敗したぁ!!くそう!!

 

まとめ

買うならちゃんとしたやつ買うべき。

DW買うなら9002か5002がおすすめ。決してこれ以上妥協してはいけない。

 

しばらくドラムを続けてみて分かったこと。2万円くらいならPearlが一番いい。