ここだけの話。

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多趣味な学生の多趣味な奮闘記。

VIC-SGN「Steve Gaddシグネイチャーモデル」スティック・感想レビュー。

VIC-SGN (Steve Gadd シグネイチャーモデル)

  • 材質 : ヒッコリー
  • チップ : ナイロンチップ
  • サイズ : 14.0 × 400 mm

標準的なサイズだが、やや重いのが特徴。

ちなみにこのSGNというのは、「Steve Gadd Nylon」の略。

 

使ってみた感想

不思議なスティックだった。

 

まず、重たいくせに重心が手前側にある

重心が先の方にあった方がスティックを振ったときの勢いは大きくなり、パワーも出やすくなる。逆にこのスティックのように手前側にあると、勢いを止めやすい分、スティックの先をコントロールしやすくなる

つまりこのスティックは...せっかく重たいのに、その割には激しいプレイがしにくいスティックということになるのだ。

パワーヒッター向きなのか繊細なドラマー向きなのかさっぱり分からない。もちろん、激しいプレイもできなくはないのだが。

 

そして、チップがナイロンで出来ている

普通はウッドチップといって、木でできたものが多い。プロドラマーも、「たまに使うとしても、基本はウッドチップ」という人がほとんどだ。

ナイロンチップを好んで使うガッドは、プロの中でもかなり異色な存在と言える。ヘンなドラマーだ。

 

最後に...肌触りがなんか気持ちいい。そしてデザインがかっこいい

べったりコーティングしているということがないので、木の感触がしっかりと残っている。

僕が最近Jojo Mayerモデルのスティックを多用してるせいかもしれないが、とにかく触ったとき、木の心地良さを感じるのだ。

そしてカラーが黒色。男らしいというか、頼れるというか...まぁかっこいい。

....これは完全に僕の主観である。オマケ程度に考えて下さって結構だ。

 

スティックのメリットとガッドのプレイの秘密

さて、ここまで読むと「ガッドのステッィクってメリット無くね...?」なんて思われてしまうかもしれない。

ガッドの素晴らしいプレイの裏には、実はスティックも大きく関係している。

 

www.youtube.com

 

ドラマーの神様とも呼ばれるSteve Gadd。そのドラミングの特徴としてよく挙げられるのが、その「存在感」である

小さな音量でも不思議と存在感を損なわないプレイ....ちょっとここでスティックの特徴を思い出してみてほしい。

 

小さく繊細に刻めるよう重心が手前にありながら、スティックの重みで音に重厚感が出る。

金物(ハイハット、シンバル)を小さく刻んでも、ナイロンチップのおかげではっきりとした明瞭な音が出る。

 

そう、スティックがガッドのプレイをサポートしているのだ。

ガッドはこのスティックが開発されたとき、「自分とスティックが一体になっているように感じた」と話した。

ガッドにとってこのスティックは無くてはならない物になっているようだ。

 

このスティックを試してほしい人...

  • ジャズやフュージョンなど、繊細なドラミングをしたいドラマー
  • 金物系できれいな音を出したいドラマー

逆にロックなど、速くて音量も必要になる、ストレートなドラミングには向いていないと思う。

 

使いこなすのは難しいが、紅一点の印象に残るようなスティックだ。

おしまい。