ここだけの話。

ここだけの話。

音楽、本、自己啓発(オナ禁)の記事を書いているつもり。

読書メーター始めてみた。

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読書メーターはじめました。

読書メーターとは

bookmeter.com

Wikipediaには「日本最大級の読書コミュニティサイト」とあります。

一応メインの機能は「読書記録」になると思うんですが、これがやたらと多機能なんです。

  • 本を「読んだ本」「読んでる本」「積読本」「読みたい本」に登録できる
  • 読んだ本に255字以内で感想を書ける
  • 読んだ本の冊数、ページ数、著者などをグラフ化して見ることができる
  • 読んだ本の情報を元に、他ユーザーとの相性度を見ることができる
  • コメントで他ユーザーと交流できる

ざっと挙げてもくれくらい。

「本の感想」のコメントもそうなんですが、本とは関係なくコメントできる「つぶやく」という 機能もあります。Twitterだよねこれ

 

読書メーターを始めようと思った理由

ひとつめ。書評記事を書こうとしたときに「最近なに読んだっけ?」とならないようにするため。

おもしろい本でも余程のことでない限り忘れますからね。タイトルもそうですが、内容もうろ覚えになりますし、何より「読了後の率直な感想」が欲しい。

というわけで普段から読書メーターで小まめに簡単な感想を記録しておけば、書評記事を書こうと思った時に捗るかなぁ、なんて思ったわけです。

 

ふたつめ。いろいろ読んでるのにほんの一部しか記事にしないのは勿体ないと思った。

僕がこのブログで紹介する本は、だいたい「とてもおもしろかった本」か「つまらなすぎて逆に紹介したくなった本」です。ほとんどの「普通におもしろかった本」は普通にスルーされるわけです。

しかしこれで「パプキンさんってあんまり本読んでないよね」と勘違いされては困る。日々読書に励んでいることをもっとアピールしたい。

というわけで、読書メーターを通してアピールさせてもらおう、という結論に至りました。

 

みっつめ。せっかくなので読んだ本全て書き出してみたかった。

ただの好奇心です。今月は何冊読んだ、っていう達成感を味わってみたいんです。

 

というわけで

これから読んだ本は全て読書メーターに記録していきます。

出来る限り短い感想も付け加えておくことにします。

 

「パプキンのブログ、書評記事しか興味ねーんだけど」という方は、ぜひお気に入りに追加してやってください。

パプキン - 読書メーター

 

おしまい。

ノー勉・勉強してなくても点数がとれる人

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「勉強してなーい」とか言いつつ、テストで一応上位に入るくらいの点数とってくるやつ、いるじゃないですか。

 

僕のことです。

 

授業以外の勉強はしない主義を貫いてます。ド田舎の残念な学校で、上位5人には必ず入っています。

今回はなぜ僕がそこそこの点数をとれるのか、そしてそんな自分のことをどう思っているか、ということを書いていきます。

 

ノー勉でもそこそこ出来る理由

①授業中だけで理解できる

中学校の勉強は簡単だから、と言われればそうかもしれませんが、僕は授業で先生の言っている意味がわからなかったことは一度もないです。

放課後に学校に残って勉強している人達を見ると、大抵「先生の言ってる意味わからん~」なんて言ってます。

 

ただ、理解できたからといって記憶できるとは限りません。

社会みたいな暗記教科や英単語などは、理解できるできないとは全く別の話になりますからね。

数学なんかは、きちんと理解できれば応用も簡単になってくるので、勉強しなくてもかなりの点数がとれます。

 

もうひとつ付け加えておくと、僕は授業はかなり真面目に受けてます。

授業までサボりだすと本当に最下位レベルになりますからね。家庭学習に勤しむ余裕があるなら授業中もっと集中しろ、ってスタンスでやってます。

 

②理解の深さが違う

また理解の話になります。

僕の学校は公立なので、クラスの中で成績にかなりの差があります。ちなみに全体の成績は全国平均を大きく下回ります。

そんなクラスの、かなり勉強が苦手な部類の男の子の一言。

「『 -1-2+4 』って、最初の1はマイナスで、次の2は引く2ってこと??」

 

...??(^ω^;)

その男の子は数学が異常なくらい出来ない人で、「マイナス」と「引き算」が別物だと思っているんですね。

だから『-』を見たときに、マイナスなのか引き算なのか、って考えてしまっているんです。まだプラスマイナスへの理解が浅い証拠です。

 

もうひとつ例を出すと、「『(x+3)(x+4)』はできるけど、『(√5+3)(√5+3)』ができない」という人がいます。計算の手順は同じなのに、「ルートの展開なんてわかんなよ~」って言っちゃう人。

数学で習うことは全て数値の表現のひとつです。1÷2も0.5も1/2も、全てひとつの数値を表しています。大きな違いはありません。

そこまで理解できていると、「(x+3)(x+4)」も「(√5+3)(√5+3)」も大した違いはない、ということが分かってくるでしょう。

 

③記憶力の差?

もちろん記憶力が優れている人もいるんでしょうが、僕はそっちの人じゃありませんでした。記憶力は人並みです。

授業は真面目に受けてるんですが、暗記教科は中の上ってところですね。

記憶力がよければそれこそクラストップになれたと思うんですが、それが無くても理解力と授業の集中だけでそこそこ出来ると思います。

 

ノー勉でもできる自分をどう思っているか

謙遜でもなんでもなく、僕は自分が天才だと思ったことは、一度もありません。

僕は人よりちょっと理解力があって、数学や国語の「予備知識がいらない問題」で点数を稼いで、ギリギリ上位にぶら下がっている人間です。

社会みたいな暗記教科の点数は普通に悪いですし、家に帰ればただのサボり魔です。クソ野郎です。

「勉強しないで出来る俺すっげー」って言い出したらもう人生終わりですわ。

 

それに第一、天才ってのはもっと凄い人です。

ずば抜けた理解力と記憶力があって、なおかつ勉強が好きで努力家で、なんて人がこの世にはうじゃうじゃいます。上には上がいるんです。

勉強のできない人に「天才だね!」って言われても、「お前に言われてもピンとこないなぁ...」ってなりますよ。

 

最後にもうひとつ、勉強ができるできないって、たいした違いじゃないですよ。

勉強ができるも、運動ができるも、笑いがとれるも、お尻で割りばしが割れるでも、全部同じ。学歴社会なので勉強が重要視されがちですが、どれも個性であり長所なのです。

 

「頑張ってるのにノー勉野郎に勝てない...」って人もいると思うんですが、誰だって劣等感を抱かれるのは好きじゃないですし、あんまり気にしない方がいいと思いますよ。

勉強ができる人間を目指すよりも、勉強できるできないに執着しない、もっと自由な人間を目指すべきだと思います。

 

おわり。

【好きなドラマー】 伊地知潔 (ASIAN KUNG-FU GENERATION)

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ASIAN KUNG-FU GENERATION通称アジカンのドラマー、伊地知潔です。

 

伊地知潔の魅力

www.youtube.com

まず聞いてもらいたいのは演奏力。

聞いてもらうとわかるんですが、伊地知潔は割と手数多めのドラマーです。

フィルインも耳にすっと入ってくるんですが、よくよく聞いてみると地味に細かいことをやっている。

そしてそれにも関わらずリズムは正確無比、しっかりとバンドを支えています。

 

この正確なリズムの秘密は何かっていうと、伊地知潔の中学時代にあります。

なんと中学の頃、全国強豪レベルのマーチング部に所属していたそうです。

本人曰く「ここでドラムスの手の基礎ができた」とのこと。

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マーチングの影響はフレーズにも表れています。

キヨシとオニィ(大喜多崇規)のドラムバトルからセッションが始まってるんですが、キヨシのソロはロール入れまくり。

粒も驚くほど綺麗に揃っていて、マーチング出身らしいですね。

www.youtube.com

この曲の 2:24~ のフレーズなんか鳥肌もんですよ。

暗い雰囲気にドタバタしたリズムを合わせるのって斬新ですが、これがまたいい焦燥感を作り上げている。

本当にいいドラマーだと思います。

 

それともうひとつ。

僕が何よりも尊敬しているところであり、また僕が一番影響を受けていると思うのが、音作りです。

「えぇ?ここにきて音作り?そんな地味なことかよぉ?」って思うかもしれませんが、そうなんですよ。

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伊地知潔の音、めっちゃ気持ちよくないですか?

全体的にローピッチで太い音、僕好みの音です。このチューニングが一番ロックだぜ!なんて思っています。

ちなみにブラススネアを使っているそうで。曲に埋もれないのも納得。

 

伊地知潔はモテ男

ここからはドラムとは関係ない話になります。伊地知潔って絶対モテるよね?って話。

 

伊地知潔のモテポイント①。顔がかっこいい。

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イケメンだよね?

「そんなことない」って言う人もいますが、普通にかっこいいですよね。周りが普通のおっさんすぎるからかもしれないですが。

もちろんアイドルみたいなずば抜けたイケメンと比べると全然なんですけど、周りに居たら男女問わずモテるタイプだと思います。

人なつっこい笑顔がチャームポイント。年上に可愛がられてそう。

 

伊地知潔のモテポイント②。料理ができる。

ばばーん。金澤ダイスケとコラボしたレシピ本です。

高校在学中からカレー屋でアルバイトをしていたそうです。その延長で料理好きになって、ついにレシピ本発売。

何やってるんでしょうねこの人。

 

本当はもっとたくさん曲紹介したかったんですが、だらだら続いてもいけないので、この辺でやめときます。

ちなみにここでは紹介しませんでしたが、PHONO TONESというインストバンドでもドラムを叩いています。

モテドラマー兼料理人、伊地知潔でした。

 

おしまい。

祝100記事達成!ブログ運営の振り返り

今回はとってもおめでたい記事です。

「ここだけの話。」が、ついに100記事達成しました!

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うぇーい。

せっかくなので、今回はちょっとした反省と、これからの方針を決めようと思ってます。

現在のアクセス状況

アクセスはじわじわと右肩上がり。

最近は少なくとも 350PV/日 以上、多いときで 570PV/日 を上回りました。一日100アクセスで喜んでいた頃が懐かしいです。

 

問題があるとすれば、アクセスの9割が検索流入ということ。

ちょっとどう考えてもおかしいですよね。一応はてブTwitterもやってるのに。

 

そしてフォロワー少なすぎ問題も深刻。

現在の読者は15人、Twitterのフォロワーは30人。どうなってるんでしょう。

Twitterに関してはほとんどツイートをしていないというのもあるだろうけど、それにしてもあんまりじゃないでしょうかね。

 

ブログ運営の振り返り

アクセスが増えたきっかけは、記事をリライトしたことです。

qblog-main.hatenadiary.jp

詳しいことはこの記事に描いてるんですが、ブログの文体を常体⇒敬体に変えました。

結果はアクセス1.7倍。超効果あり。

最初から敬体でやっていれば、今の状況も違っていたのかなぁなんて時々考えます。

 

何よりも反省すべきは、自分のブランドを理解していなかったこと。

知ってる人も知らない人もいるでしょうが、僕って中学生ブロガーなんですよね。

実はこれ、凄いレアなんです。自分でいうのもなんだけど。

 

それなのにブログを始めたばかりの頃の僕は

「中学生って言うと舐められそうだし~年齢は公表しなくていいや~」

って思っていまして。"ただのブロガー"に成り下がっていました。

 

今考えると、本当に勿体ない。

中学生というレアなブランドを活用してなかったなんて、信じられないです。

今も中学生ブロガーということを推しまくっているわけではないですが、プロフィール欄には必ず「"中学生"ブロガー」と書くよう意識してます。

あんまり効果は感じないですけど

 

100記事達成して気付いたこと

一番は、「100記事越えたらアクセス倍増」は迷信、ってことですね。

何度も言いますが、アクセスはじわじわと右肩上がり。アクセス倍増なんてしてないです。

もちろん「100記事は目安だ!じきにアクセス爆発するから!」と言われると反論できないんですけど、やっぱり一定の記事数を超えることでアクセスが大きく変化することがあるとは思えないです。

でもまぁ「とりあえず100記事書け!」という教えはシンプルでわかりやすく、いい目標になりました。初心者はやっぱり"とりあえず100記事"の精神でいいと思います。

 

もうひとつが、「検索してくれる記事」と「話題になる記事」は全く別物、ということ。

これも言いましたが、僕のブログのアクセスはほとんど検索流入なんですね。

これは僕が「検索される記事」を意識してるからです。キーワード選定とかそういうところも、しっかりとちゃっかりとやっています。

 

一方「読んでくれる記事」というのは、話題になるような記事のこと。

みんながなんとなーく検索するようなことではなくて、もっとアイデアを凝らした記事ですね。

「アイデアが凄いブログ」は検索流入は少ないですが、読者数はめちゃ多いです。僕とは正反対。

 

要するに僕のブログは「検索してくれる記事」ばかり増えてしまっているから、読者が少ないんですね。

寂しいです。誰かおもしろいアイデアの記事ください。

 

これからの方針

これからはもっと「自分にしか書けない記事」を意識したいです。

率直に言うと読者増やしたいです。

 

ヒトデさんとか、ちきりんさんみたいな「名前が売れているブログ」が理想。

Twitterの方もちょこちょこ活動していこうと思っているので、フォローよろしくお願いします。

 

おしまい。

小学校、中学校の下ネタ思い出話

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くだらない笑い話です。

 

ち〇こに指輪ハメてみた

小学校の頃の話。

親戚のN君と他数人が久しぶりに家に遊びに来て、バカ騒ぎしてた。

そのうち誰かがタンスの上に置いてある僕の姉の指輪を見つけて「ちんちんにハメよう!」とか言い出した。

「姉ちゃんに怒られる!やめてくれ!」言っても聞く耳を持ってくれない。すっぽんぽんになったN君は、ついにイチモツを指輪に押し込み始めた。

 

姉に怒られるのが怖くて、せめて関わらないようにしようと思い、僕はひとり隣の部屋に行ってマンガを読むことに。 

十数分くらいしてから、突然N君の大きな声が鳴り響いた。

「やっべぇぇぇ!!ぬけねぇぇぇぇ!!」

N君はち〇こに指輪をハメたまま、半べそをかいてた。

 

最終的には石鹸使ってとりました。姉にはまだ話していません。

 

初めての官能小説

ネットサーフィンをしていたら、Googleブックスで官能小説を見つけた。

官能小説の存在は知ってはいたものの、実際に読んでみた経験はナシ。

そして画面には「プレビュー」のボタンが。親もいない。これは読むしかない。

 

「わぁ....こんなに硬く....」

「触ってごらん。もっと硬くなるよ。」

私は、ペロペロさせてみようか、それとも、いきなりズブッといってやろうか、などを考え始めた。

擬音語多すぎ!!

思わず笑ってしまった。びっくりするくらい興奮しませんでした。

 

初めてのAV

友達の部屋に集まって、みんなでゲームをしていたときのこと。

普段から下ネタの多いY君が、突然タブレットでAVを見始めた。

その唐突さとふてぶてしさに爆笑。ひと通り笑ったあと、K君の様子がおかしいことに気付いた。

 

真面目で下ネタも言わないK君が、まばたきも忘れてAVを凝視していた。

固まってしまったK君に一同大爆笑。死ぬほど笑った。

 

K君いわく「未成年のAV視聴は法律で禁止されてると思ってた」らしい。

ちなみにこのK君、後に生徒会長にも選ばれました。本当に真面目でいいやつだと思います。

生きているだけで恥ずかしい――。西加奈子「舞台」読了。あらすじと感想

「舞台」あらすじ

「生きているだけで恥ずかしい――。」
自意識過剰な青年の、馬鹿馬鹿しくも切ない魂のドラマ!

29歳の葉太はある目的のためにニューヨークを訪れる。
初めての一人旅、初めての海外に、ガイドブックを暗記して臨んだ葉太だったが、滞在初日で盗難に遭い、無一文になってしまう。

虚栄心と羞恥心に縛られた葉太は、助けを求めることすらできないまま、マンハッタンを彷徨う羽目に……。
決死の街歩きを経て、葉太が目にした衝撃的な光景とは――?

思い切り笑い、最後にはきっと泣いてしまう。圧倒的な面白さで読ませる、西加奈子の新境地長編小説!

 

主人公は痛々しい青年

主人公は超が付くほど自意識過剰です。

どれくらい自意識過剰かっていうと、観光客なのに「観光客がはしゃいでる」と思われたくなくて興味が無さそうに街中を歩いてみり、盗難にあったのに「滞在初日で盗難(笑)」と思われたくなくて助けを求めなかったり、もうこっちが恥ずかしくなるくらい自意識過剰です。

 

でも、主人公の気持ちもわからないわけではない。特に主人公の「みんな何かを演じている」という考えにはハッとさせられました。

みんな無意識のうちに周りの人に変な目で見られないように、自分の今までのキャラ通り、イメージ通りに過ごしているんですね。

だからこそイメチェンにはちょっとした勇気が必要だし、完全に自然体、完全にそのまんまで生きている人はそうそう居ない。

つくづく西加奈子さんは本当に人間の深いところを見てるんだなぁって感心します。

 

話は逸れますが、西加奈子さんって「くだらない男」を書くのがめちゃくちゃ上手いんです。

以前も紹介した「こうふくあかの」の主人公もそうだし、「通天閣」に登場する男も相当くだらない。

『30代のクズを救えるのは、日本で西さんだけ。』代表作「サラバ!」の帯にあった、オードリー若林さんの言葉です。

男のプライドのくだらなさに目を付けるのは、やっぱり女性だからなんですかね。

qblog-main.hatenadiary.jp

 

タイトルが秀逸

まず、自意識過剰の主人公が持つ「舞台に立っている、観客から見られている」という意識。

そして作中で「タイムズスクエアすぎる」とも表現された、いかにもニューヨークらしくなるよう整えられたような、劇の舞台のような街。

ちなみに作中で主人公が大切にしている本もまた「舞台」。

 

表立って「この世界は舞台だ!」なんて文章があるわけではないんですが、いろいろなところで「舞台」を連想させられる。

「生きてるだけで恥ずかしい」というキャッチフレーズも、立っているだけで恥ずかしい舞台を思い起こさせます。

様々な要素を拾いあげる「舞台」というたった二文字の簡素な言葉。素敵だと思いません?

 

余談ですが、最近は長いタイトルが流行りなんですよね。「俺の妹がこんなに可愛いわけがない!」とかね。

僕はどちらかといえば短いタイトルが好きです。「○○の戦い」「○○と××」「○○ランド」みたいなのじゃまだ甘い。単語ひとつ、スパンとタイトルに出してくれると、一番そそられます。

 東野圭吾の「予知夢」とか、伊坂幸太郎の「砂漠」とか。最近紹介した森見登美彦の「夜行」もそうですね。

そういうタイトルを見かけると必ず手に取ってしまいます。なんでしょうねあの吸収力。

  

まとめ

自意識過剰な青年が外国ではらぺこになりながらフラフラする話。シンプルなのにおもしろかったです。

「情けない主人公にムカつく」なんて人もいるようですが、僕は主人公の捻くれた息苦しさに同情さえ覚えました。

西加奈子の作品に多い「現状はよくならないけど、気持ちは軽くなる」小説です。ぜひ読んでみてください。

 

www.youtube.com

ゾクゾクが止まらない怪異小説。森見登美彦「夜行」感想とあらすじ

「夜行」あらすじ

僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。

私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。
十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。
十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。
夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。
私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。

旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ最高傑作!
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」

10年前、英会話スクールの仲間と行った祭りで行方不明になった女性。そして10年後、再び仲間が集まることに。

宿で思い出話を語る中、その10年の間に、それぞれがある一人の銅版画家にまつわる不思議な旅行を体験していたことが分かり... ...という話です。

 

「銅版画家」「姿を消した女性」という軸はありますが、それぞれの思い出話が独立した短編集になっています。

計5話ありますが、個人的には「奥飛騨」「津軽」がお気に入り。

 

明確でわかりやすい本ではない

読了後は「・・・? (なにこれこわい) 」です。

ミステリとは違い、理屈とか推理とかそういうのが無いので。オチがすっきりとしないんですよね。

「なるほど!」を楽しむような作品ではなく、ただただ仄暗い雰囲気を楽しむような作品です。

 

ひとつ例を出してみます。

第一夜「尾道」概要
(ネタバレ嫌な人のために白文字で表示しています。反転させて見てください。)

 

ある日中井が家に帰ると、妻が居なくなっていた。電話をかけると、「尾道にいる」と話す。

妻を迎えに尾道まで行く中井。妻が滞在していると話す高台にある家に辿り着く。そこで妻にそっくりの女性と出会う(妻ではない)。

その女性と別れたあと、女性の夫であるホテルマンに出会う。彼曰く「妻は家出している。あの家には誰もいないはずだ」。

 

ホテルに戻った中井が昼寝していると、妻そっくりの女性から「夫から助けてほしい」という電話が。

待ち合わせ場所に駆け付けると、そこに女性はおらず、代わりにホテルマンがやってくる。

ホテルマンの話では、家を飛び出したホテルマンの妻は夜行列車に飛び込み自殺、しかし電車が通り過ぎた後には何の痕跡もない。けっきょくどこへ行ってしまったのかわからない。とのこと。

 

中井はまだそれを信じきれず、再び女性と出会った高台の家へ向かう。

ホテルマンにそれを止められ、揉み合いの末にホテルマンを瓦で殴打、ホテルマンを血まみれに。

家を目指して歩く中井、坂の上に妻を見つける。中井は妻の手を取り、高台の家に帰っていった。

・・・? (なにこれこわい) 

謎が謎のまま。異様な不気味さがあります。

 

ほんとにこんな感じの話ばかり。「!! この怪奇現象は...あの女の霊の仕業だったのか!」みたいなのは期待しないでください。

それとわかりやすい幽霊らしき幽霊も、作品中には一切出てきません。幽霊というよりは幻想。夢現になる物語です。

 

ホラー、怪異小説として読むなら◎

さきほど「ミステリとは違い....」と言いましたが、ミステリ的なオチを期待しているのであれば、クソほどおもしろくないです。

当たり前といえば当たり前ですね。ミステリじゃないからね。

 

並みの人間には理解できないような唐突な展開に、背筋がゾクッとする、わけがわからない怖さと不気味さ。

神隠し、失踪、狂言パラレルワールド、ありとあらゆる要素がこの本に詰め込まれています。

ホラー小説、怪異小説好きにおすすめの一冊です。

 

まとめ

異色で不気味。だがそれがいい

ミステリや娯楽小説としては読めないですが、ホラー小説としては凄くおもしろかった。

 

夜は短し~みたいなコミカルな森見登美彦も好きですけど、この不気味な森見もまたいいですね。

「夜行」が気に入った人は、同じく森見登美彦の「きつねのはなし」もおすすめ。これまた不気味な話です。

 

「不気味な森見」って韻踏んでてすごいリズミカル。センス良すぎ。